あらすじ
英国全寮男子校で起こる事件を紅茶で解決!
英国パブリック・スクールの奨学生となった風森心。制服を買うお金も身寄りもないシンは「何を持ってなくとも、強い心さえあれば、どんな世界も切り開いていける」という、育った養護施設の園長の言葉を胸に、貴族の子弟だらけの全寮制男子校へ。シンの同室はため息だらけのおちぶれ貴族の息子ギル。意外にも商売上手な社交家で、貴族達にいじめられているシンの味方だ。ある日ギルは、シンの能力で人助けをしてその謝礼で生活費を賄おうと提案。シンは紅茶を飲むと少し先の未来を視られるのだ。だがこれが大事件となって。様々な紅茶が視せるのは何? 英国男子校を舞台に紅茶ミステリ!
感情タグBEST3
一気に読み進めてしまいました!
最初の一行から面白さが伝わってきました。読みやすい文章に情景が浮かぶ表現の仕方、軽快なテンポで進む展開に 、一気読みをしてしまいました。逆境に置かれる主人公が自分の境遇に挑み、己の才能と仲間の協力で前へと歩いていく姿に微笑ましさを感じながらスッキリとさせてくれます。登場人物の言動にリアルさを感じるため、主人公に感情移入がしやすいのも面白さの理由だと思います。エドワードとシンのやり取りがとても好きなので個人的に期待してます。読み終わってすぐに続きが気になって仕方ありません。続いてくれることを祈りながらまたもう一度読み返そうと思います。
Posted by ブクログ
私は割とすき
でも最期がしり切れとんぼになってる気がしてそこが残念
キャラクターもいいし、話も面白いし、何より軽やかな感じの読み応えで良かった
Posted by ブクログ
養護施設で育ち天涯孤独の主人公、風森心(シン)は、英国貴族の子弟ばかりのパブリック・スクールの奨学生となって単身英国に渡ります。シンは紅茶を飲むと少し未来が見える特殊能力がありました。育ちのせいで学園長や同じ寮の学生に嫌なことを言われたり疎ましく思われたりしますが、同室のジルの理解を得てスクール内で紅茶予言師として悩んでいる学生にカウンセリングを行うようになります。そして、シンが見えたもので様々な事件が起こります。
英国の伝統的な文化を感じながら楽しく読みました。
Posted by ブクログ
話としては面白かった。主人公の性格がちょっとぶれている個所があるように思えるのは、伏線か何かなのかな……? 序盤、主人公の特技の現れとも言える変な口調と相俟って、何となくちぐはぐな印象を受けた。
面白いのだけど、難点がひとつ。薄ら寒い漢字の親父ギャグは要らない。(それにも何か深い意味があるのか?)