あらすじ
政策運営の重要な役割を担う竹中平蔵氏とEテレ「オイコノミア」などTVで注目の行動経済学者大竹文雄氏との対談本。
現代の課題を経済学の視点から見ると、どのように見えるのかを分かりやすく解説。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「エビデンスかエピソードか」
今の社会の動きはまさにエピソード重視になっています。
僕自身仕事をしていく中でエピソードの方が説明しやすいのでやってしまいがちですが本当はエビデンスに裏付けされた説明にならないといけないと反省してます。
「社会還元の1つの方法が本を書くこと」
本を書くという大それたことではなく仕事の中で言語化されていない部分を言語化していくだけでも価値があるのかなと思います。
それを次代に繋ぐことができたら僕の目的の1つは達成されます。
「給付型奨学金の是非」
竹中先生は給付型に否定的で大竹先生は全て給付型にするのではないものの給付型のメリットを書かれていました。
前提として高等教育(大学等)は投資効率が良いということになっています。
ただ個人的には投資効率にはバラツキが大きいと思います。
国公立といわゆる全入で入れる大学では投資効率が全然違うのに同じ土俵で語ってるように思います。
そういう意味では貸す側がAIでどの大学に行くかで投資効率を見極めることができるようになるのかなと思います。
本書は竹中先生と大竹先生の共著です。
読み応えがある本ですがオススメの一冊です。