【感想・ネタバレ】子どもの才能を伸ばす最高の方法モンテッソーリ・メソッド―――「自律した子」の育て方すべてのレビュー

あらすじ

藤井聡太八段二冠(王位・棋聖)が、幼少時に受けていたことで注目を集めた、
「モンテッソーリ・メソッド(教育)」。

Google 共同創業者、ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリン
Amazon.com CEO、ジェフ・ベゾス
Facebook創業者、マーク・ザッカーバーグ
経営学者、ピーター・ドラッカー
元米大統領、バラク・オバマ
ビル&ヒラリー・クリントン
俳優、ジョージ・クルーニー
歌手、テイラー・スイフト
など、このメソッドで育った人たちがさまざまな分野で活躍しています。

■「モンテッソーリ・メソッド」で育つと、
・得意分野の発見と追求ができ
・驚異的な集中力と粘り強さ
・柔軟な発想力と実行力
・諦めない気持ちと問題解決力

などが身についた「自律した人」になると言われます。

なぜ、「モンテッソーリ・メソッド」で、
このような力が身に付くのか。

東京・原宿で、約45年続く保育施設「モンテッソーリ原宿子供の家」教師が、
多くの親が知りたい「モンテッソーリ・メソッド」のすべてを、
わかりやすく解説します。

・家庭でできる「モンテッソーリ・メソッド」
・モンテッソーリ園で子どもたちがやっていること
・2~6歳の具体的なプログラム
・モンテッソーリ・メソッドで育った元・子どもたちへのアンケート
・モンテッソーリ園に子どもを通わせている親の声
・モンテッソーリ教具の選び方

また、多くの人が高い関心を寄せている、
小学校以降の「モンテッソーリ・メソッド」について、
触れているのも特徴です。

わが子の才能を伸ばし「育ちを支える」、さまざまなヒントが満載です。


■目次

●第1章 モンテッソーリ・メソッドで育つとどんな大人になるのか
モンテッソーリ・メソッドで育ったイノベーターたち
モンテッソーリ・メソッドでどんな人が育つのか など

●第2章 子どもの才能を伸ばすモンテッソーリ・メソッドとは

●第3章 子どもが育つ「環境」を整える【家庭編】

●第4章 子どもが育つ「環境」を整える【子供の家編】

●第5章 小学校以降のモンテッソーリ・メソッド

■著者 堀田はるな
モンテッソーリ原宿子供の家・モンテッソーリすみれが丘子供の家教員、保育士。
結婚を機に、教育の道へ転身。
2016年NPO法人東京モンテッソーリ教育研究所付属教員養成コース卒業。

■監修 堀田和子
モンテッソーリ原宿子供の家・すみれが丘子供の家園長。
NPO法人東京モンテッソーリ教育研究所付属教員養成コース主任講師。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

長男が2ヶ月の時に読みました。
子育て中の今、インスタグラムで特に目に入ってくるのは子育てアカウントの主婦たちの投稿。「おうちモンテ」と銘打って、こぞって家庭で行うモンテッソーリ教育をとりあげています。
しかしそもそもモンテッソーリ教育とはなんなのかと言うところがわからずにいました。
この本を読んで、その教育の特徴がしっかりわかりました。

著者が運営する「子供の家」での取り組みを中心に紹介しています。また、家庭での子供との関わり方についても述べられています。
一方、施設での教育を受けられない場合、いわゆる「おうちモンテ」のために家では実際何をすれば良いのか、どんな教具が必要か、といった具体的な部分までは踏み込んでいないのでその辺りは別の本で勉強する必要がありそうです。

以下は重要と感じた部分のまとめです。
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大前提は、「学びの主体はあくまで子どもである」こと。

3つの基本
・子どもをよく観察して、気持ちに寄り添い他人と比べたりせずに自主性を最大限サポートすること
・子どもが本来持っている「自分で生きる能力」を伸ばす体験ができる「環境」を整えること
・特定の機能を成長させる特別な感受性を持つ「敏感期」に合わせた関わりをすること

教具は5つの領域で用意されている。
日常生活の練習、感覚、数、言語、文化

教育を施設で受けている場合は、教具を家庭で用意する必要はない。

家庭での関わり方のポイント
・子供が集中してる時は邪魔しない。何を書いているの?など声をかけてしまいがち。
・手を使うことはすべての始まり。たくさん手を使う習慣をつける。
・できることが増えるに従って精神的に自立する。
・子どもが自分でできることはさせる。手伝ってほしいと言ってくるまでは手を出さない。察して欲しそうな顔をしていたら手伝って欲しいなら言ってね、という。
・子どもは大人が使うものに興味を示す。子供用には子供が使いやすいもので、大人と同じ素材のものを。
・「共感」は大事なコミュニケーション。なんでも、すごいね!と褒めるのではなく、満足そうにしていたらにっこり笑いかけるだけでいい。
・少し手伝えばできそうなときは、言葉で指示するのではなくそっと手を添えてあげる。
・問題や答えを親が一方的に提供するのではなく、自分で活動を展開できるように促す。

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2021年01月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

モンテッソーリ教育で周りの人間がどうやって子供に接したら良いかが書かれていた。
具体的にこの活動をしろというよりは日常生活でどのような形で接するかが多かった気がする。

子どもが不思議に思ったことには共感し、すぐに正解を伝えない。どうしても知りたいときは後で図鑑などで調べる。
子供の自主性を最大限サポートする
→環境と道具を整えて活動に没頭し始めたら見守る。集中している時には話しかけない。
ありのままを受け入れる
→子供の興味があることを一緒に楽しむ
失敗と学びを経験し、諦めない強い心を育む
→先回りして失敗しないようにサポートするのではなく、失敗した時にどうしたらいいかを伝える
とにかくたくさん手を使う
→お手伝いなどで手を使う機会を増やす

敏感期にもとづいた関わり方
・イヤイヤ期
 秩序感
 →秩序ある行動を好む。何かを整列させたりいつも同じ場所に同じものがあるのが好き。
・3-6歳
 手を使って遊ぶのが好き
・4歳ごろまで
 体を動かしたいようにコントロールする
・6歳ごろまで
 爆発的に言葉を習得

親がすべきこと
・子どもが扱えるものを用意する
 通学バックは斜めがけ、ボタンで開け閉めできるもの
・なるべく本物を用意する
・子供に選択させる
・物の置き場所を決める
・持ち物を整理させる
・ルーティンで自主性を育てる
・褒めるより共感しよう
・お手伝いしてもらおう
・ダメなものはダメと伝える(途中でいいよとは言わない)
・テレビやスマホは時間を決めて、長く見せない

0
2023年09月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今話題の藤井くんも取り入れていたということで、どんなものなのか興味があり読んでみた。

モンテッソーリメソッド三つの基本
①子どもの自主性を最大限にサポートする
子どもの気持ちに寄り添う、集中しているときは邪魔をしない、否定をせず肯定する発言を、
②生き方の基礎となる体験を提供する
たくさん手を使わせる
③敏感期に基づいた関わりをする
2~3歳は秩序、3~6歳は感覚、4歳半ごろまでは運動、6歳ごろまでは言語の敏感期。これを生かすためには何よりも環境が大事!

「自分でする」子供を育てる
①子どもが自分で扱えるものを用意する
かわいさよりも機能面を、使い慣れたものを変えない
②なるべく本物を用意する
③子供に選択させる
最初は二択でもOK
④物の置き場所を決める
必要な時に子供が取り出せるように
⑤持ち物を管理させる
子どもが管理できる量に、最初は大人が手伝ってあげる
⑥ルーティンで自主性を育てる
子どもがルーティンできるようになるまで根気強く付き合う
⑦褒めるより共感しよう
必要のないときに褒めるのは逆効果
⑧お手伝いをしてもらう
初めての作業はゆっくりと。余計にしゃべりすぎず見せることを主に。
⑨ダメなものはきっぱり伝える
理由は簡潔・具体的・穏やかに。ポジティブに言えればなお良し
⑩テレビやスマートフォンに対する考え方
見る番組や時間を決める。できるだけ親子で一緒に見る
⑪大人のスマートフォンの使い方
どうしても使うときは子供に断りをいれる

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2018年07月20日

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