【感想・ネタバレ】最強の人生指南書――佐藤一斎「言志四録」を読むのレビュー

あらすじ

西郷隆盛が座右の書としていたことでも有名な、幕末の儒学者・佐藤一斎の『言志四録』には、現代日本にこそ必要な人生の知恵が、簡潔かつ的確な言葉で言い表わされている。佐久間象山、吉田松陰、勝海舟、坂本龍馬、伊藤博文といった幕末維新の志士たちは、これに多くを学んだ。本書では、この『言志四録』から<学習法><仕事術><人間関係・リーダー論><人生論>に関する味わいたい言葉の数々をセレクト、わかりやすく解説する。日本が誇る「最強の人生指南書」のエッセンスを凝縮した1冊!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

言志四録を読みながらのコメントがいい。’着眼高ければ、則ち理をみて岐せず。’ の部分がいいなと思う。佐藤一斎は幕府直轄の昌平坂学問所の
トップだったそうだ。漢文では読むこともないけれど、思わずこの新書をてにしてしまった。

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2011年05月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本書は、幕末の儒学者であるが佐藤一斎が40年間思索して
本にした「言志四録」に、齋藤孝がそのなかから一部セレクトして、
自らの経験または、現代の事例に置き換えて分かりやすく解説を加えたものです。

私も本書を読むまで、佐藤一斎についてほとんど知りませんでしたが、
幕末から、明治にかけての重要な人物の多くは、佐藤一斎の教えを
受けたといってよく、弟子の佐久間象山の門下には、坂本龍馬や
勝海舟、吉田松陰といった錚々たる人物がいるようです。
また、西郷隆盛は、「言志四録」を生涯座右の書としていたほどです。

この本のお勧めは、座右の銘が見つかるとまではいかないかもしれませんが、
仕事上で判断に迷った時などに役立つ言葉が多数含まれています。
序章で、齋藤孝も
「人は、今の状態があまりいいと思っていなくても、なかなか行動を
変えることはできないもの、そうした時に、判断をずらすきっかけとなる
言葉が自分の中にあれば、行動を変えることができる」
と述べていますが、西郷隆盛が座右の書としたことが納得できる、
そのような言葉がきっと見つかるはずです。

全部読む必要は無く、一つでも自分の
行動を変えられる、自分の心に響く言葉を見つけられれば、良い本だと
思いますが、時間の余裕のあるときに手にとって見てください。

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2011年04月05日

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