あらすじ
小児ガンと闘う子供たちと共に歩み続ける一人の小児科医が、「生きることの意味」を問いかける感動のエッセイ
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Posted by ブクログ
2010/08/06-08
全国養護教諭サークルの講演でこの本を知り、購入。読み終わった瞬間、心が豊かになれた気がした。命は、大切にしなきゃいけない、伝えていく姿勢を忘れたくないなって思った。
Posted by ブクログ
細谷先生は、今は現役を退かれているが、長年小児科医療に携わってこられた。
それも、小児ガンや白血病という命に関わる病気の子ども達と向き合ってこられた。
この世に生を受けて、2年や5年でその命を閉じなければならなかった子ども達、どんなに手を尽くしても救えなかった命、そんな子ども達や家族と日々接してこられた中で、人を思いやる、身内でも他人でも、そんな当たり前のことをひしひしと感じたり、この世に産まれてきたと言うこと、その奇跡のようなことをもっと大事にしなければいけない、せっかくいただいた命を途中で切ったりしてはいけない、自分でも他人でも、それは理屈ではない、誰がなんと言おうとそういうものなのだ。もう言わずにはいられない、心からの叫びだと思う。
病気だけでなく、事故や震災で不幸にして犠牲になった人々、どんなことにでも当てはまると思う。
不平不満を口にしながら、当たり前のような顔をして毎日を過ごしている私、何の反発心もなく細谷先生の言葉の数々がすっと心に入り込む。
Posted by ブクログ
幼くして命を終えなければならない子供達の、自らの運命を受け入れる姿と言葉に涙が出た。命ある限り、精一杯生きなければいけないとの思いを新たにした。
後半は人生訓的な内容。
Posted by ブクログ
人生における教訓がいっぱい詰まっている。
幼くして亡くなっていく者たちを見続けた著者だからこそ語れる生きるという意味が、心に響いた。たとえ短い命だろうが、どうやって生き、何を残したかということが重要なのだというのはもっともだ。
豊かな時代に生き、ややもすると拝金主義になりがちであるが、人間としての根源をもう一度考えて暮さなければならないと感じた。「足るを知る」「感謝」・・・、日々の暮らしではついつい置き去りにしてしまうが、強く意識していこう。そして、我々よりもっともっと(物質的には)豊かな時代を生きる娘へきっちり教えていける大人になろうと思う。