あらすじ
戦国備前(岡山県)に生まれた明石掃部頭守重は、豊臣秀吉や黒田官兵衛からその才智を期待され大きく成長していく。やがてキリスト教の洗礼を受けた彼は宇喜多家の当主・秀家を補佐し、家臣や領民をいたわり善政をしく…。「関ヶ原の戦い」「大坂の陣」で精強鉄砲隊を率い、強い信念で戦国の世を火のように戦い、風のように奔りぬけたキリシタン武将の生涯を描いた傑作小説。
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Posted by ブクログ
関ヶ原後の、明石様が長崎に行った年代が手許の資料とちと違い「ん??」という気持ちに…。
(マイ史料は、宣教師が本国に書き送った年報の翻訳でござりまするゆえ、そちら記載の年代のほうが正しい気が☆)
(生没年不詳の謎のお方でありますゆえ、誤差、生じまくりなのでござりましょうな…)
それはそうと、これまで何となく詳細を知るのを避けていた明石様親族ご一同の、大坂の陣後の末路を、こたびかなり詳しく知ってしまひ…。
そういう見方は避けておりましたが、やはり『悲劇の人』(悲劇の一族)なのだな…と認識、予想外に、重い気持ちになってしまった読後なのでありました☆