【感想・ネタバレ】そうだったのか、乗りかえ駅 複雑性と利便性の謎を探るのレビュー

あらすじ

なぜこれほど乗りかえに時間がかかるのか?どうして辺鄙なこの駅が乗りかえ駅になっているのか?われわれが日常的に接している鉄道交通機関の「乗りかえ」には、思いおこせばさまざまな疑問がつきまとっている。本書では、駅そのものの特徴的な構造や立地、路線の乗り入れや乗り継ぎ、新規開業や統廃合などの鉄道発展の諸エピソードなどから、ユニークな視点で「乗りかえ駅」を考察する。また、旅カメラマンとして、鉄道愛好家として、全国各地を鉄道で旅してきた著者ならではの、懐かしい鉄道や乗りかえ駅の数々も振りかえる。

西森 聡(にしもり そう)
1954年東京生まれ。カメラマン。ヨーロッパ、とりわけドイツやスイスを中心に撮影。著書に『アルプスの少女ハイジ』『グリム幻想紀行』『旅するアンデルセン』『ピノッキオみつけた』(いずれも求龍堂)、『ぼくは少年鉄道員』(福音館書店)、『ヨーロッパ鉄道紀行 15日間で6カ国めぐる車窓の旅』(コロナブックス、平凡社)、『たくさんのふしぎ』(福音館書店)では『ドイツの黒い森』(1997年12月号)、『走れ、LRT―路面電車がまちをかえた』(2001年9月号)、執筆の仕事に『世界の車窓から DVDブック』(朝日新聞出版)などがある。

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Posted by ブクログ

純喫茶のナポリタンのような一冊

少し鉄道をかじっているからこそ謎だったもやもやに、うまく手が届く内容で満足度は高かった。そして個人的な趣味としてかじり始めてる日本の都市研究にも大いに役立つ内容で、これまでとこれからを、まさに鉄道のようにつなげてくれた一冊であった。

交流と直流の話は面白かった。直流電化は発電所などの地上設備を必要とするため経費はかかるが、電車の製造費は安い。逆に交流区間は製造費こそ高いものの都心部ではなくそこまで編成数を必要としないので、逆に効率的であること。そして石岡にある地磁気観測所のせいで取手以北が全て交流になっていること。そして電化の過程は乗り換え駅に多大な影響を及ぼしていること。

京都駅に15-29番線が抜け落ちていて、山陰方面電車乗り場が30-34番線な理由。間に14本も線路なんかないよなぁと思ってはいたけど。

岐阜羽島駅ができた理由…
富山地方鉄道のすごさ…
阪急、阪神、JRと神戸の関係…

鉄道って、改めて面白いなぁ…

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2020年02月10日

Posted by ブクログ

そうだった、かどうだかは別として、久しぶりの鉄道新書で楽しんだ。旧国鉄と私鉄、旧国鉄の路線間の乗り換え事情が面白い。

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2018年12月05日

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