あらすじ
谷地健司は20年近く勤めていた外資系の会社をリストラされてしまい、40歳を過ぎて弁当屋でアルバイトを始めた。リストラのショックが癒え、穏やかに過ごしていた彼の前に突然、榛野が現れる。榛野はアメリカの大学院を卒業したエリートで、谷地に冷酷に解雇を言い渡した年下の上司だった。無能と宣告されたような気持ちを思い出すので二度と会いたくないと願っても、彼は毎週末やってきては弁当を買って話しかけてくる。その真意は…?
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Posted by ブクログ
視点によっての違いがいいと思った。
谷地視点のゆっくりとした時間の流れと、榛野の論理的な考え方でかっちりしている視点。
いつのまにか気になってた、てあるよなあと思った。
Posted by ブクログ
木原さんにしては珍しくあったかい恋愛モノのお話です。
書き下ろしの深呼吸2では、受けの榛野さんがかわいくって胸がぎゅんぎゅんしました。
欲求を満たすために男とは寝ていたけど、ちゃんと恋をしたのは初めてだったんですよね。谷地さんに嫌われたくなくて不器用ながら一生懸命なところとか、たまりませんでした。
個人的に一番ファッ!となったのは谷地さんの脇を見て鼻血出すシーンです(笑)
谷地さんも最初は榛野さんに押され気味だったのに、思いが通じてからはグイグイくるタイプだったので、終盤はずっとドキドキさせられました!
物語は完結していますが、その後の2人がとても気になる素晴らしい作品でした。
Posted by ブクログ
寒い冬にほっこりできる切なくてあったかいお話。
カフェオレ飲んでるシーンとか飲みたくなります。
榛野くんが谷地さんを好きで好きでたまらないのが、
とてもよく伝わってきて、これはあてられちゃうよねぇと思ったり。
そして、惚れられてる谷地さんも40過ぎて会社をリストラ、弁当屋で
アルバイト中とは思えないほどの魅力的な空気感の人で。
榛野くんの恋愛速度は谷地さんには早過ぎるのだけど、
そこを相手に歩み寄って一晩で乗り越えてくれるところとか
大人だなぁ。素敵だなぁと思いました。
しかし、日本家屋に一人で住んでるおじさん(一見さえない風)
というのは完全に萌え。です。
そんなジャンル探すの難しいけど。。。
Posted by ブクログ
木原さんらしい作品。
好きな相手の気持ちを考えすぎるくらい考えて
ぐるぐるしているホモと
鈍感ではっきり言われてようやく気付くノンケ。
『美しいこと』とか『恋について』とか
似た路線だと思う。
でも飽きないなぁと自分で思う。
普通似た展開だとお腹いっぱいになる傾向があるんですが。
榛野がカワイイ。
どうしてくれよう、コイツ、と思うくらいカワイイです。
相手が大人だから余計なんだろうなぁ。
ぐるぐるしちゃって。
話はよかった。本当によかった。
で、挿絵。辛口コメントしか吐けません。
この方の初期のイラストか何かですか。
この挿絵描きさんの漫画とかイラストとか見たことなくて
今回が初めてなんですが、ラストの正座絵がいただけない。
バランス悪すぎ。描線が素人臭い。
他、手が気になるくらいにダメ。
BL絵描きさんて手に萌える人が多いので手がヘタな人が少ないのに
珍しいくらい手に魅力がない。
この作品においては残念な絵描きさんのレベル。
他の作品では知らないので、上手い人なのかもしれないけど
本音を言えば、絵は不要だったかも。
Posted by ブクログ
最後、谷地のいない部屋に帰ってきたとき、榛野がリンゴを食べて涙をこぼすシーンにもらい泣きしてしまいました。わかるわぁ…恋ってそんな感じよね… 全体的にほのぼのでキュンキュンしました。
何だろう…
谷地をリストラした榛野は掴みどころのない性格してるなぁ〜が最初の印象でしたが、読んでいくにつれ、あれ?この人 こんな感情的な性格なんだぁ!とちょっとびっくり!
イギリスロンドンに遊びに来てくれた谷地に、酔ったふりして介抱される構ってちゃんだったり、すんごく嫉妬深かったり…コロコロかわるクールビューティーな榛野に目が離せなかったです。