あらすじ
英語を伸ばしたければ「ふたつの力」を鍛えなさい!NHK人気講師でカリスマ同時通訳者が教える、ビジネスの現場で使える英語の学び方!○ツイッター学習法○エクセル単語帳○お勧めの英字新聞、雑誌―著者が実践する毎日の習慣にも学習のヒントが満載。今度こそ!と思っている人、必読。
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Posted by ブクログ
ビジネス英語に重きを置いて話が進められているので、文法や簡単な自己紹介等の初歩の英会話をマスターしてから、再読したいと思います。
・著者お勧め教材
リスニング 『英語リスニングのお医者さん』(The Japan Times)
少し話せるレベルになりたい 『これで話せる英会話の基本文型87』(ベレ出版)
・文法書はいわばガイドブック
英語という街を楽しむ案内書。実際の景色や美味しい食べ物を楽しんで、迷いそうになったらガイドブックを開く。
・ツイッター英語学習
1つ目のツイートの今日の英単語の例文 を訳し、2つ目のツイートの日本語で答え合わせ
2つ目から見た場合は、今日の単語をつかって英作文してみる
・読書量が言語能力を左右する
・翻訳本を読んでから原書でOK
・映画や動画をディクテーションするのが最強の勉強法である
・英会話レッスンは教わる場ではなく、アウトプットする場
何を勉強するか、何を教わるかは受講者が考えていく
理想はバイリンガルの先生
・TEDカンファレンス、iTunesUを素材に、総合学習
・著者はハワイのラジオ局KCCN FM100をインターネット経由で流している
・丁寧の概念が違う
日本語は目上の人を敬うため、英語は知らない人に対して使う
Posted by ブクログ
・ビジネス英語語彙は同業の海外企業HPを見ること
・アップル
・サムスン
・フィリップス
・英語本は 翻訳本を読んでから原書を読もう!
・Steave Jobs
・Moneyball マネーボール
・妄想英会話を行おう!
Posted by ブクログ
[読んだ理由]==================
NHKラジオ講座を担当してる人の著作だったので、気になって。
[読んだ後の感想]==============
■第一章:同時通訳者の頭のなか
・同時通訳者に求められるのは「イメージ力」と「レスポンス力」
・イメージ力:様々な英単語について深く知り、頭のなかでそれぞれの情景や雰囲気を思い描く
・レスポンス力:
・文法力:文法を理解していると英語の構造が分かり、どんな単語が使われるか予測しやすくなる
・語彙力:たくさんの英語にふれて、それを自分のものにしていく
■第二章:先ず抑えておきたい英語学習の3ステップ
・英語学習の柱:
・インプット:
・アウトプット:
・継続:
・インプット・アウトプットの勉強は両方を平行して行おう。
・英語は早いのではなく、短いだけ。
『英語リスニングのお医者さん』
・間違えた後のフィードバックを活かすことが大事。
間違えることは上達への第一歩。
・継続するには英語学習のシステム化を。
あれこれ考え図に、毎日の学習時間が決まっているシステムをつくる。
■第三章:同時通訳者が実践!英語のプロの勉強法
・シャドウイング:レスポンス力を鍛える
・リテンション:短期記憶力を高める。
一文を聴いてから後で、聞こえたものをそのまま同じ言葉で繰り返す。
・パラフレーズ:イメージ力を鍛える
聴いた内容を、別の言葉を使って表現する
類語辞典や英英辞典が有効
・業界用語は、同業の外国企業のホームページで。
・中級以上は、読書量が言語能力を左右する
翻訳を読んでから原書を読むと、気持ちがめげにくい
・ディクテーション:文法力とリスニング力強化に有効。
・英会話レッスンは、教わる場ではない。
何を教えてもらうか、何を勉強するか、はむしろ受講生が考えていくべき。
■第四章:同時通訳者は道具を使い倒す
・英英辞典:自分のニュアンスに関する感覚が正しいのかを確認する
■第五章:英語はコミュニケーションのツール
・想定会話を、ビジネスの現場でも用意しておく
・日本では「丁寧」は、立場が上の人に使う。
英語圏では、知らない相手に対して使う。
Posted by ブクログ
タイトル通り、通訳を仕事としている人が自身の思考プロセスについて分解して記している。この本によると「イメージ力」と「レスポンス力」が英語を使うにあたっては不可欠である。
「イメージ力」とは言葉を字面で捉えるのではなく風景で理解する力のこと。英語もアルファベットの羅列ではなく何について話されている内容なのか、情景を思い浮かべながら聞き取ること。そうでないと英→日(逆もしかり)がスムーズに行かない。異言語どうしで1対1の表現が必ずあるとは限らないので、方程式のように暗記するだけでは表現に幅ができてしまうということであると理解した。よく英語は音の言語で日本語は書の言語であると言われる。アルファベットそれぞれには意味がない一方、日本語は元来が象形文字であり、書き記されたものにこそ意味が宿っているからである。日本語を母国語とする人には書いて覚えて育つ経験が根深いと思うが、そういう意味では英語を書いて覚えるという方法は本質の英語にたどり着くには回り道ではないかと思った。
もう一方の「レスポンス力」は瞬時に返す思考の瞬発力である。これを鍛えるには、定形の単語と構文を大量にストックしておく必要がある。また相手の言ったことをリフレーズしたり自分の立脚点を明確にして多少論点から外れたことでも返す態度が求められる。相手の質問を完全に理解した上で求められている答えを返す必要はないのである。英会話はどれだけ発話したか、が会話への貢献としての指標になると聞いたことがある。質ではなく量が英会話のキーであり、そういった意味で英語ができるかどうかはスタンスの問題(間違いを恐れずに行動できるかどうか)であると思う。
上記二つの力を身につけるためのおすすめトレーニング法がたくさん書かれた実践的な本である。英語を学問として学んだことのない方やグローバルな環境に突然放りこまれた方にとって、english speakerとやりあうために必要なスキルの地図として本書は有用であると感じた。