【感想・ネタバレ】蜩ノ記のレビュー

あらすじ

命を区切られたとき、人は何を思い、いかに生きるのか―。幽閉中の武士・戸田秋谷の気高く凄絶な覚悟と矜持を、九州豊後の穏やかな山間の風景の中に謳い上げる感涙の時代小説!平成23年度下半期・第146回直木賞受賞作!2014年、待望の映画化!

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藩主の側室との密通の罪で幽閉されている主人公・戸田秋谷(とだしゅうこく)。彼は10年という期限付きで、藩譜の編纂を命じられています。なぜ10年という期限付きなのか?10年後には、切腹することが決まっているのです。

物語は、秋谷が家族と暮らす山村の家に編纂補助(お目付)として送り込まれた若き藩士・檀野 庄三郎の視点で、秋谷の生き様を描いていきます。庄三郎もまた不始末を犯して、この役目を押し付けられているのですが、秋谷を師として成長していく中で、自分がやるべきことを見出していきます。
農民との交流で明らかにされる藩の実情や秋谷の心情が、季節の移り変わりを交えながら細やかに描写され、読者は庄三郎に気持ちを同化させることになるでしょう。

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武士だ

感動した、皆のためにここまで己の意志を突き通せるだろうか。

2
2014年03月11日

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