あらすじ
本書はサーバやネットワーク,セキュリティを中心としたITインフラの入門書です。これからITインフラを学ぶ人/学び直したい人,実務でインフラに触れることはないけれど知識として身に付けたい人を対象に,実践的なトピックに則した流れでわかりやすく解説します。
サーバ基本編ではハードウェア/ソフトウェア/サービスを,ネットワーク編ではTCP/IPの基本からルーティング,バックボーンネットワークの構成,冗長化などエンタープライズで必要な技術までを網羅し,それぞれ仕組みから理解できるようになります。さらに,運用編,セキュリティ編では実運用にあたって考えるべきことや必要なシステム監視,簡単なセキュリティチェックの方法なども解説しています。
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Posted by ブクログ
「本書はインフラエンジニアに興味のある若手新人エンジニア向けの入門書として構成されています。」(本書「はじめに」より)。
当方「若手」でも「エンジニア」でもないが、日ごろ一ユーザーとして利用しているコンピューターのネットワークがどのような仕組みになっているのか知りたくて読んでみた。
本書は大きく分けて、「サーバ基本編」、「ネットワーク編」、「運用編」、「情報セキュリティ編」で構成されているが、ユーザーレベルであれば、「サーバ編」全般と、ネットワーク、セキュリティ編の一部を読んでおけば、ICTインフラの概要はつかめると思う。
フィンテックをはじめとして、ICTが普段の生活にますます深く浸透してきている現代において、この流れは今後一層進むであろうことからも、普段使っているICTのネットワークがどのような仕組みで動いているかの概要をつかんでおくことは、たとえ専門家ではない一ユーザーであっても、今後の生活を送る上で有用であると確信している。