あらすじ
近年のマネジメント論の主流を、真っ向否定する上司本です。
最近では、部下のモチベーションを維持・向上させ、ホメて育てるのが上司の仕事とされがちですが、そんな風潮は間違いだと、小気味よく納得感を持ってぶった切ってくれるのが本書です。
賛否両論を呼びつつ、大きな話題となった前著『伸びる会社は「これ」をやらない!』の続編です。
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Posted by ブクログ
中間管理職としての立場を明確に示してくれる一冊。
考え方は突飛な面もあるが、どれも一理あるので自分の言動を改めて見つめ直す機会になった。
個人的に響いた3ポイント
・できる課長は背中で見せない
・数字の未達より挨拶をしないことを許さない
・部下のモチベーションを気にしない
Posted by ブクログ
<気付き>
以下5点の気付きがあった。
・上司から”何を求められているか”をしっかり確認し、目標を定め、行動することが大切
これが上司から評価を獲得、会社に貢献する唯一の方法
・姿勢のルール
スキル不足により納期が守れないのは、犯罪と同じである
明確な目標設定ないまま、チャレンジは危険
いつまでに何を求めるかセットにすること
・褒めの安売りNG
褒めることを連発する上司は当たり前の基準を引き下げる悪い上司
未来の成長機会を奪っている、褒める習慣は良くない
その人のために褒めの安売り、無駄に褒めるは控える
何ができてないか具体的に提示、できれば数値を示しどれくらい足りてないか、上回っているかで評価して褒める
・語尾が緩いはNG
断定は責任とらないの表れ、断定的に話す意識
・上司として部下に行うことは”指示”であり、お願いではない
”お願い”、”やってもらう”は上司として責任から逃れようとする発言
”お願い”や”やってもらう”だと選択権が部下に移っている
上司からの指示を実行するにあたり
見返りは必要でない
見返りを用意する必要ない
指示は偉そうではなく”責任を果たしている”だけ
<感想>
部下と上司の正しい付き合い方について書いてあった。
当たり前のことだがこれを”知っている”と”知っていない”では大きな違いだと感じた。
取るべき行動について自分はどうか?振り返りも踏まえて一番成果を出すための視点が手に入ると感じたからだ。
社会人であれば全員読んでおくべき本だと感じた。
自分の立場を振り返り、上司が求めるものから目標を設定し、行動し、戦力となること。
また、将来課長のなった際には、納期の設定、褒めの安売りをしない、お願いをしない、自分の立場で責任を持った言動であるか?を意識し、気をつけたいと感じた。