あらすじ
「新・風土記」出雲大社奉納、「天地の守護獣」大英博物館日本館永久展示、「遺跡の門番」クリスティーズに出品、落札…。競争が激しいアートの世界で、なぜ、いま小松美羽が評価を集めているのか?その理由が、彼女の人生や価値観、考え方から明らかになる1冊。自分の「役割」や、生きる目的が見つかる珠玉の自己啓発書。
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Posted by ブクログ
尊敬する人がいつも紹介してくれるので、本を読んでみようと思い手に取ったもの。きっと通ずるものがあると思うよと教えてもらったが、無心になって読み進めるほど心打たれる内容だった。
まずわたしがひと目を気にしてあまり公言しないようにしていることが、とても堂々と書かれていたこと。そこにすごく勇気をもらった。
そして本からすごいパワーを感じた。こんなにも強いと感じる本はなかなかない。大切なことは、自分の心を、そのお役目を感じて信じること。そして、信じ続けること。
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友人に勧められて手に取った1冊。
ぶっちゃけ美術、芸術興味ゼロな私。
XperiaのCMにも出てた著者の小松美羽さん。
皆さんご存知ですか?私の周りは私以外みんな知ってた( ºωº )笑
それくらい興味のない分野だったんだけど素敵な1冊。
すごくスピリチュアルな方で、絵も独特。
ちょっと怖いけど惹かれるなにかがあるような…
内容もすごくスピリチュアルだけど、芸術の良さがわからない私にも響く言葉がたくさんあった。
生きる勇気、希望をもらえた1冊だった。
同じ出身県にこんな素敵な方がいたとは…笑
個展があればぜひ行ってみたい。
自分の中のまた新しい興味の扉を開けた1冊になった。
人におすすめしたい1冊。
Posted by ブクログ
自分の日常生活とアーティストさんの生活は決して交わらないと思っていたけれど、そうではないと気付きました。
総じて、生きることは自分の役割を見つけることだからです。小松美羽さんの場合、それは作品作りこによって達成されるのですが、私はなんだろうか?と問うことにもなりました。大感動の本です。
Posted by ブクログ
読む手止まらなかった一気読みした
「こうなれたら」って憧れることすら畏れ多いほど本物の人読み終わってフリーズするしかなかった
同じ時代生きてるだけで救われるくらいの存在
Posted by ブクログ
小松美羽さんの考え方、過去の出来事も細かく綴られていて、人となりと一つ一つの作品ができるまでの経緯がよくわかりました。私の制作活動の支えになりそうな本です。自分を蔑みそうになった時、美羽さんのこの本を、言葉を思い出していきたいなと思いました。
Posted by ブクログ
小松美羽さんの芸術家としての視点、まなざし、日々の暮らし、全てが新鮮で面白かった。色んな分野の人の価値観とか考えとか生き様をこれからも知りたいから、色んな分野の人の伝記とかエッセイをどんどん読みたくなった。綾瀬はるかが、「論語を今読んでいるけど内容が全く入ってこない。でも読み終えた先でわかるものが何かしらあるのではないかと思って読み進めている」と、日経ウーマンの特集で言っていたのを聞いて、その考え方はいいなあと思ったので、私も粘り強く読んでいきたい。
小松さんは感受性がすごく豊かで、鋭いなあと思った。魂の色が見えることとか、言葉のつむぎ方とか。今回の小松さんの本の中で、ぎゅっとくる言葉とかこれからの自分の人生の指針にしていきたいなと思う言葉がすごく沢山あって、「表現」とか「人の心を動かす/伝える」のプロである小松さんだからこそ、言葉の選び方、つむぎ方がすごく卓越しているのかなと思った。茨木のりこさんの詩「自分の感受性くらい」の最後の三つのフレーズが心に突き刺さった。頰をぱしりと張られたような衝撃が私にも鋭く残った。茨木さんはもうなくなってしまっているけど、作品を通して茨木さんの生き様とか魂のぬくもりは残っていて感じられた。詩もすごくいいもんだなと思った。
小松さんの「神社のようなアート」を見てみたいから個展にもいきたいなと思った。あと、小松さんが美術館で作品とか見るときに、魂とかスピリットが宿った作品とからっぽの作品があると聞いて、へ〜そうなんだとすごく面白かった。
Posted by ブクログ
これまで神など目に見えないもの、スピリチュアルなものをまったく信じてこなかった。けれどこの本を通じて、小松さんの幼少期の体験や作品を通じて、たぶんそういう世界ってあるんだろうなと、そう思った。そして今までまったくアートに触れてこなったけれど読み終わった頃にはアートに生きていきたいと思っていた。
Posted by ブクログ
自然に没頭してやっていることは、自分の役割に通ずる。役割を果たすと、自分は安定できるし、他のものの役にも立てる。その役割で発揮できる力を、毎日続けていくことで、少しでも実(じつ)のあるものにしていけたらと。
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この本を読むまで、恥ずかしながら小松美羽さんを存じ上げませんでした。なんとなく手に取り、読んでいく中で最初に感じたのは、なんだろうこの不気味な絵はと。一体どういう神経していれば、こんな絵を描けるのか。変な本を引いたと少し後悔しました。
しかし、茨木のりこさんの詩や守護の像を作る過程での職人とのぶつかり合い、なによりも小松さんを支える方々の素晴らしさと、それに応える小松さん。
読み終わってから見直した絵は、神々しくそして小松さんの魂を写しているかのようでした。
人の心を震わせて魅了するのいつだって人の魂だと改めて感じさせられた一冊です。毎日好きなところを読み直しています。
ぜひ、皆様に読んでいただきたい一冊です。
Posted by ブクログ
著者小松美羽さんの感受性や仕事への向き合い方が素敵だった。うまく言葉で言い表せないが、見えないものを見ようとしているのか、見えないものも実際に見てなんでも自分に吸収しようとしているのか、自然に没頭してやっているのか。言葉の選び方も素敵だし個展でもあれば実際に絵を見てみたい。
最後の3行がもっとも印象深かった。
絵のレベルをあげるのではなく
祈りのレベルをあげていく
そんな自分であり続ける
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狛犬の話、長野の実家の話、伊勢神宮、出雲大社、とても神秘的ではあるが、アートの考え方が他のアーティストとは違う何かがあるように思いました。美意識とはこういうことかもしれません。
Posted by ブクログ
茨木のり子さんの『自分の感受性くらい』を胸に宿しながら、出会いと縁によって歩んだ小松美羽の一冊。
自分の小ささを知ったニューヨークでの意識の革命。
目と出会った伊勢でのテーマの革命。
色と出会った出雲での絵の革命。
一宮市三岸節子記念美術館で小松美羽展に出会えたのも、自分にとっては何かの縁で、今後意味がわかってくるかもしれない。
今何かすることにすぐ理由はわからなくとも、その瞬間に意味が感じられるような歩みを進めていきたい。
自分のこの世に生まれた意味をとことん追求している人だと思った。
そう考えたら、無駄な時間なんてない。
自分は特別なんかでなくてもよいから、自分の信じる歩みを続けていく。
Posted by ブクログ
この本も書店で、タイトルが気になり購入した。
帯には「いま注目を集めている新進気鋭の現代アーティストが語る人生論」とある。小松美羽さんという方を本書で初めて知った。彼女の世の中を見つめる視点が、壮大で凡人の枠を超えたものであるからこそ、生み出される作品にとても興味を持った。画集を買ってみたくなった(作品そのものを購入するほどの家計的余裕がないのが残念だ)。
人も動物も同等の魂を持っており、魂は成長するものという考えを持っている方で、魂の成長を3年周期で意識しているという。1年目=覚醒、2年目=進化、3年目=達成。この周期を意識して繰り返すそうだ。このアイデアというか思想を自らの行動に落とし込もうと思った。
また、彼女の宗教観もとてもいい。すべての宗教を超越した世界観を持っている。
身近な「死」の経験から積み重ねてきたのだろう。
これからも活躍を続けてほしいと願わすにはいられない。
Posted by ブクログ
神獣をテーマにした作品で、世界からも高い評価を得ている小松さんの著書。絵を描く原動力や生き方について、率直な思いが語られている。狛犬好きで寺社に行くと必ず見てしまうというが、これも何かを伝えたいアートだとすると街中にも溢れているはずで、もっと注意深く目を開けておきたい。途中に出てくる茨木のり子さんの詩は、時々思い返したいメッセージ。
Posted by ブクログ
感想
最後のまっすぐな言葉が響いた。
自分の感受性を大事に守り育てる。
そのためには、感じたことを言語化することが必要だ。
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"文化というのは、その時に必要とされる最先端のものを、生きるために提供したことから始まる。それがいつのまにか何百年もたって「伝統文化だ」と言われるようになる"
"あなたは自分の感じる心に、水をやっているだろうか。
あなたは分かってもらえない自分を、時代や人のせいにしてないだろうか
あなたは感じる心をもった自分の魂を自分で守り、大切にしているだろうか"
"やりたいことを世界で発信するには、
「誰かがいつか認めてくれるから」という生半可な覚悟では、時間がかかりすぎる。
時間をかけても無理だろう。"
Posted by ブクログ
自分と使命について。私も、もうとっくに使命に出会っているのかもしれないし、やはりこれからないのかもしれない。ただ、時間は有限である。もたもたしている場合じゃない。
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