【感想・ネタバレ】星野仙一「闘い」の方程式 トップを目指し続けた男の「人生哲学」のレビュー

あらすじ

追悼──さらば、闘将!

野球人に最も愛されたスポーツライターが描き続けた
名将の闘志と人情。

その圧倒的な「期待感」は、どこから生まれたのか。「Number」「週刊ポスト」で健筆を振るった人情派スポーツジャーナリストが、弱小球団だった中日ドラゴンズ、阪神タイガース、東北楽天ゴールデンイーグルスを優勝に導いた「組織力」「突破力」「改革力」「戦略力」「人情力」「復活力」、そして「夢実現力」を徹底分析し、その素顔と采配の真意に迫る。40年以上にわたる取材から描き出した「星野仙一論」の集大成。

解説:村瀬秀信

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Posted by ブクログ

『星野仙一「闘い」の方程式』/永谷脩

2020年3月30日、衝撃的で、信じられないニュースが国内を駆け巡りました。志村けんさんの死去。。。

彼が残した功績はそれは一言には語りつくせるものでないのですが、一方で、野球界にとってもこの人は無くてはならない存在でした。

星野仙一さん。
幼いころに珍プレーでみた激怒しているシーン。本当に鬼軍曹だと覚えたのが初めてでした。
誰よりも野球を愛し、誰よりも闘志をむき出しにして、そして誰よりも人情と愛情を兼ね備えた野球界のハート。
星野さんの人生哲学とは・・・

書籍の中に、
p25
「愛情をこめて殴るのであれば、本気で殴ってもいい」

「殴ったら必ず次にチャンスを与えろ。叱るなら愛情をもって行え」

「叱るなら、人が見ている前で、はっきり理由を言って、その場で叱れ」

という箇所があります。状況だけみれば、現在では全く旧態依然のようなやり方なのかもしれませんが、そこには選手と監督という間で目には見えずともしっかりと繋がれた信頼関係があってのものだったのでしょう。

もう一度、全体の共通意識、そして、すこしでも気持ち通わせてまとまるということを切に感じた日となりました。

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2020年03月30日

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