あらすじ
ハッピーエンドだけど最終巻じゃないッ!!
作者自らのドライビングでの
トラベル(取材旅行)の成果が
いかんなく発揮された
ロードムービー的情景迸る
物語や、地獄と極楽の
マッシブな戦いの行方を
描いた物語などなど、
本編とは大きく関わりの無い
物語を多々挟みながら
進んできた物語は、遂にここに
ハッピーエンドを迎えるッ!
でも愛すべき読者の皆々様には
どうか安心をして欲しいッ!
フツーだったらここで
完結するであろう物語は、
フツーじゃない作者の意向を受け
ハッピーエンドのその先へと
突入するのであるッ!!
さあ、皆々様も共に
漫画表現限界突破の
世界へどうぞどうぞ!!!
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
とよ田先生、ありがとうございます。
これを言うのは気が早い、と判っちゃいるけど、この(5)の表紙を見たら、誰だって言いたくなってしまう。
絶対的な意見ではないだろうけど、やっぱり、私は質の良いラブコメならば、主役の結婚式は拝みたい派。ある意味、一つの判りやすいハッピーエンドの表現方法だと思うので。
とは言え、この(5)が最終巻じゃなくて、ホッとしたのは事実。
いつか、終焉を迎えなきゃいけないのは、一人の読み手として承知しており、(1)を読み始めた時点で覚悟している。けれども、それはそれ、これはこれ。もうちょっとだけ、読んでいたい。
改まって言う事でもないけど、この『金剛寺さんは面倒臭い』は、設定こそ壮大なんだけど、基本的に、人間の目が見て、手が届き、足で歩いて行ける距離、つまりは、日常的なストーリーを描いてくれているので読みやすく、どっぷりと魅力に浸れる。
質の良いラブコメなら当たり前の事だろうが、この『金剛寺さんは面倒臭い』でも、結婚までの道のりは決して、容易くなかった。樺山くんと金剛寺さんは幸せになる、と事前に言われていたって、ハラハラしてしまうものだ。
この(5)で、しみじみと思ったんだが、とよ田先生は、この作品に登場するキャラを最終的に幸福にしなければ気が済まないのだろうな。人知を超えた存在が操る運命の力に翻弄されてしまう事はあったとしても、努力を惜しまない人は自分の力で欲した幸福を手に入れられる、と信じているのかも知れない。
そんな甘ったるく、綺麗事だらけで、真っ直ぐなストーリーを紡ぐとよ田先生ならば、こんだけのインパクトがある(5)を(6)で凌駕すると信じられるので、今から、ワクワクが止まってくれない。
この台詞を引用に選んだのは、とよ田先生は、読み手に伝えたいメッセージかな、と感じたので。
月並みな言い方でこっぱずかしいけど、やはり、「好き」は理屈じゃないのだろう。
どんなに強靭、頑健、高潔な克己心を持っていても、誰かを好きになる事は止められない。
好きな相手と一緒に生きたい、と望むのは、決して悪い事じゃない。
「好き」は性別も、身分も、過去も、何もかも突破するんだろう。
悲しみと憎しみを愛の力で乗り越え、樺山くんの罪を許し、受け入れ、抱き締めた金剛寺さんは、イイ女だ。
「金剛寺さん、どうして・・・」
「・・・分からない!! 論理や道徳的規範に反する、誤った行為だ・・・ただ、君と生きたい」(by樺山くん、金剛寺さん)
Posted by ブクログ
二人のバイク旅行
陰と陽、仏と鬼の戦争
母を地獄へ落としたのは仏に操られていた前世の樺山くんだった
それを知りつつも樺山くんを選ぶ金剛寺さん
仁愛でめっちゃ泣いた