【感想・ネタバレ】京洛の森のアリスIII 鏡の中に見えるもののレビュー

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Posted by ブクログ

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ありすが新しく住むことになった【鴨川異人館】そこには3人の幽霊がいる。そのうちのひとりの正体を知ったとき号泣した(ToT)この透明度の高い霊は登場したときから気になる存在ではあったけど、まさかそんな!と驚いてしまった。

コミカライズの第5話を思い出した。小説だと1巻のp133の場面。少し若返ったありすが、鏡台の前で母親を思い出すシーン。鏡に映るのはありすの母親。今回の3巻では幽霊として登場しましたが、私の頭の中ではありすを優しい眼差しでみつめる母親がいました。つかの間の再会ではあったけど、ぎゅっと凝縮された時間でした。

初登場のトンビのトビーが利口で可愛い♡気分屋らしいけど、今のところ従順です。焚き火用の小枝を加えてお手伝いしてますよ(´- `*)次の巻でも登場して欲しいです♪

エピローグを読んだあと、ブラボー!と言いたくなりました。そして表紙の黄色の薔薇!この薔薇の花言葉も物語のキーワードになってますね。ホントに色々と感動する3巻でした♪

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2019年06月11日

Posted by ブクログ

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生きていくうえで大事な事を知りたければ本書をお読み
不思議の国のアリスが好きで読みだした「ほゞ少女漫画風」ファンタジーなのですが、老人が読んでもうなづける内容です(望月麻衣先生の他の本も同じような好印象)

たぶん、完結と思わせるまとまりでした

※昔、秋元文庫とかコバルトシリーズとか読み、萩尾望都先生の本を読みたくて少女コミックを買っていたのは内緒

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2021年01月31日

Posted by ブクログ

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ライトノベルなのですが、よくよく考えてみれば、結構深いテーマであると思います。そこはもう一つの京都、京洛の森、そこでは自分の心に従い振る舞い、他人から必要とされることが生きていくための条件。

消費活動にお金を払う必要はなく、みな、ほかの人の役に立ちたいという純粋な気持ちに従い働いている、いや、それはもはや労働ではなく、自己実現といってもいいかもしれません。ある意味、究極の世界ではないかと。まさに「情けは人の為ならず」を体現した世界といえるでしょう。

三作目である本作では、主人公のアリスとかつて結婚の約束をした蓮の関係を中心としたストーリー。そこに執事のナツメの「カフェを開きたい」という”夢”の実現もからんできて、一時はどうなることやら、でも終わってみればハッピーエンドという結末に。

結末の内容から推測すると本シリーズはこれで最終巻なのですかね。京都が舞台ということで、興味を持ち読んできましたが、ちょっと奇妙な、でもある意味では真っ当なその世界におけるルールのほうに俄然興味を惹かれました。

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2020年06月26日

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