【感想・ネタバレ】陸軍中野学校 ──「秘密工作員」養成機関の実像のレビュー

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Posted by ブクログ

【中野は時局に追われた。時局の変化が速すぎた】(文中より引用)

前身の組織を含めてわずか7年の活動であるにもかかわらず,日本の諜報史において欠かせない位置を占める陸軍中野学校。近年発見された公文書の内容にも触れながら,その設立と活動の様子,そして履修後の要員の活動までを丹念に記した作品です。著者は,インテリジェンス研究の第一人者として知られる山本武利。

淡々と事実を書き綴っているために面白さはあまりありませんが,陸軍中野学校に関する詳細な記録として有益な一冊。当初の創立者の思惑とは異なり,戦局の悪化とともにゲリラ戦の方法をたたき込まれるようになるなど,短期に終わったその活動の間にも様々な変遷をたどっていたことがよくわかりました。

忍術まで学んでいたとは☆5つ

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2019年09月23日

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