【感想・ネタバレ】同時代史のレビュー

あらすじ

暴帝ネロの自殺後、ローマ帝国に泥沼の内乱が勃発した。各地の総督がその配下の軍隊に担がれて、次々と皇帝となったのである。紀元69年1月1日、ゲルマニア軍のウィテッリウスは、ヒスパニア総督であった元首ガルバに叛旗を翻す。アレクサンドリア軍からは、ウェスパシアヌスが皇帝として奉戴されていた。その結果、多くの市民の血が流れ、三人の皇帝が斃れた。そこには、人間の欲望が絡みあい、殺戮、陰謀、裏切りなど、凄まじい政争が繰り広げられた。本書は、希代の歴史家タキトゥスが、この同時代の壮大な歴史ドラマを、臨場感溢れる雄渾な筆致で記録したローマ史の大古典。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ネロの死後に即位したガルバ、オト、ウイティッリウス、ウエシパスアヌスの4人の皇帝たちの争い。オトに敗れローマで殺害されたガルバ。初戦には勝利したものの最終的に敗れ潔く自決したオト。オトを倒しガリアからローマで皇帝となったウイティッリウス。政治を顧みず自堕落な生活を続けるウイティッリウス。東方のユダヤとの戦いの最中に兵士たちに皇帝におされたウェシパスアヌス。内乱の果てに皇帝となったウェシパスアヌス。ゲルマニアの反乱。

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2012年11月28日

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