【感想・ネタバレ】ケミスト 下のレビュー

あらすじ

あなたが、私の“弱み”になってしまう――。

元政府秘密機関の尋問係“化学者(ケミスト)”と
平凡な高校教師の切ない恋。
〈トワイライト〉を超えるロマンティック・スリラー!

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農場での、束の間の平和な時間は終わった。仲間であるアーニーを殺され、反撃に転じたアレックスとダニエルは、なんとか逃げ出して今度はフロリダの別荘へと向かう。張りつめていた緊張の糸が切れたとき、お互いの恋心をはっきりと自覚したふたりだったが、アレックスはこの未来を信じることができない……。そして、ダニエルの兄で元CIA工作員のケヴィンが次なる隠れ家として用意していたのは、ワシントンDCの超高級マンションの1室。そこで待っていたのは、モデルのようなスタイルを持つ、不機嫌な美女ヴァルだった。致死性ウィルスを利用した陰謀の黒幕3人を突き止めたアレックスたちは、この逃亡生活を終わらせるべく、罠をしかけるが……。
政府秘密機関に追われる元尋問係<化学者(ケミスト)>と、平凡な高校教師。世界が違うふたりの恋の行方は……?
息もつかせぬノンストップ・スリラーと切ない恋。〈トワイライト〉のステファニー・メイヤー待望の最新作!!

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著者について
著者略歴
ステファニー・メイヤー
Stephenie Meyer

ブリガムヤング大学で英文学を学び、作家に。人間とヴァンパイアの恋を描いたデビュー作〈トワイライト〉シリーズが大ベストセラーとなり、映画化もされた。現在は、アリゾナ州フェニックスに夫と3人の息子と暮らしている。

訳者略歴
細田利江子
Rieko Hosoda

英米文学翻訳家。おもな訳書に、グレイシー『令嬢の秘密は秋の風に隠して』『不本意な婚約は冬の朝に』、ソーントン『恋の罠に落ちた伯爵』『不名誉なキスは恋の罠』(以上竹書房)、ガーウッド『きらめく翼に守られて』『運命の瞳に焦がれて』『バラの絆は遙かなる荒野に』(以上ヴィレッジブックス)などがある。

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読んでいる間の臨場感と読み終わった後の余韻を、ぜひ色んな人に味わってほしいので、あえて中身には触れず私の感想だけ書きたいと思います。
ステファニー・メイヤーさんの作品に初めて出会った8年前からずっと、彼女の作品のファンで、トワイライトシリーズ、ホストシリーズの小説と映画を経て、この度「ケミスト」に出会いました。
彼女の今までの作品とは違うタイプのSFで、出てくる人物もみな普通の人間(とは言えないが一応ホモサピエンス)。初めは主人公の状況を理解するのが難しく、いつもに比べてなかなか読むスピードが上がりませんでした。けれど、これが彼女の話の凄いところと言いますか、進むにつれ魅力的なストーリーが次々展開していき、気づかない内に小説の世界に惹き込まれていました。そして、いつものごとくあっという間に読み終わってしまいました。ここまでの話を書けるなんて、本当に天才だと思います。そして、原文の緊迫感と臨場感とロマンスをそのまま伝えてくれた訳者さん、さすがです。

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2020年05月17日

Posted by ブクログ

下巻もノンストップの面白さ!殺し屋による急襲をなんとか切り抜けてケヴィンと合流したアレックスとダニエル。そして、ついに黒幕の正体にたどり着いた3人の反撃がついに始まる。これでもか!というくらい次々に起こる想定外の出来事や危険度100%の救出劇に、ページをめくる指がワナワナ。下巻でのケヴィンのムードメーカーっぷりが抜群。ずっと恋愛とは別次元にいたアレックスがダニエルとの距離を徐々に縮めていく過程もとても良かった。なんといっても、アレックスは最強に逞しいヒロインだった!

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2019年02月17日

Posted by ブクログ

やっぱりステファニーメイヤー最高。
ダニエルがかっこよすぎて....ケヴィンも好き。
ステファニーの書く本の男性は本当に魅力的

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2018年05月19日

Posted by ブクログ

仲間であるアーニーを殺され、反撃に転じたアレックスとダニエルは、なんとか逃げ出して今度はフロリダの別荘へと向かう。張りつめていた緊張の糸が切れたとき、お互いの恋心をはっきりと自覚したふたりだったが、アレックスはこの未来を信じることができない・・・。そしてケヴィンが次なる隠れ家として用意していたのは、ワシントンDCの超高級マンションの1室。そこで待っていたのは、モデルのようなスタイルを持つ、不機嫌な美女ヴァルだった。致死性ウィルスを利用した陰謀の黒幕3人を突き止めたアレックスたちは、この逃亡生活を終わらせるべく、罠をしかけるが・・・。

下巻はずっと展開が早くて面白かった〜。トワイライトに比べると恋愛要素は控えめですが、命を狙われている緊迫した空気の中でお互いを守るために必死な二人にキュンとなります。最後はどうなることかと思いましたが、やはりほっとする終わり方で幸せな未来を予感させてくれました。こんな風に育ちも生きてきた環境も何もかもが違っても惹かれ合う人たちの恋を描くのが、ステファニー・メイヤーの上手さかもしれない。

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2019年01月05日

シリーズ作品レビュー

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