あらすじ
ラジオの「テレフォン人生相談」で、すでに半世紀近く回答者をつとめてきた加藤諦三氏。その番組の冒頭の言葉は、「あなたの認めたくないものは何ですか? どんなに辛くてもそれを認めれば道は拓けます」である。加藤氏が、ある心理学の先哲の文章を元に考えたものという。本書の内容は、それをどのように実践してゆくかについて、心理学の先哲たちの言葉をひもときながら解説したものである。あらゆる不安、悩み、苦しみに対処するに付いて、前提として持っていなければならない心の在り方を読者に教える。まず、 ◎「人に見せるための生き方」をやめること、そして、 ◎「目の前の現実」から悪い意味で「逃げない」こと、この二つを徹底して心に刻んでゆくレッスンというべき思考トレーニングが展開される。現在の先進国に生きる人々の、「人生観の一般常識」をパラダイムシフトする、驚きの人生論の誕生である。
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Posted by ブクログ
「幸せになれるかどうかは、その人のパーソナリティ次第である。」
全体を通して、たった一つの非常に重要なことが書かれてある。
現代に多く見られる内面に欠乏感や虚無感を抱えた人々が、付け焼き刃のポジティブではなく、どうすれば真の意味で前向きな人生を送るよう変容していけるかについて、心理学的観点から、比較的手厳しい言葉で書かれてある。
時にネガティブが止まらずウジウジと悩むことがある自分にとっても、読んでいて耳が痛くなる箇所がたくさんあり、心に突き刺さった。
自分に自信がなく神経質な人、つまり必要以上に人目が気になる人、不安を感じやすく、頭の中で色々と思い悩むのに時間を費やしがちで、行動するのが苦手な人など、一部のハマる人にとって、この本は良書としか言えないだろう。
価値観が変わる本と言えるので、ぜひ多くの人に読んでほしいと思う。
自分も繰り返し読みたい。
Posted by ブクログ
成長には苦しみがつきもの。
好きな文章「紅葉を見て思った 。葉は輝いて散っていく 。最後が最も美しい 。葉は 「私は花になれない 」といわなくても良い 。葉そのものが 、花なのである 。自分の偉大さを人に見せようとしている限り 、自分が自分の偉大さに気がつくことはない 。人に見せるためではない生き方を始めた時 、人は自分の成長に気がつく 。人に見せるためではない仕事を始めた時 、人は自分の偉大さに気がつく 。」
Posted by ブクログ
大きなことよりも、小さなことを成し遂げる
人間として生まれた以上、苦しみは避けられない
満足する心をもつ
逃げるな!真実から逃げるな
現実のこの世を楽しめ