あらすじ
蛇神に祟られた永島家の末裔・矜は、才色兼備のムッツリ弁護士にストーキングされている。彼の名は未知留。正体は永島家に仕える妖怪「山犬」で、矜を守るのが仕事だ。矜もかつては未知留を慕い頼っていたが、数年前、自分を怪異から守るたび彼が傷を負うと知ってから、心を鬼にして遠ざけている。早死にするであろう自分から、大好きな未知留を解放してあげたい。けれど忠義に厚い未知留は、懲りずに四六時中矜をつけまわし……。梨とりこ先生の口絵・挿絵も収録。
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Posted by ブクログ
とっても良かったです。祟りもの!でちょっぴり切なかったですね。
読みごたえありました。前作のいちご牛乳とリンクしていました。どちらもお互い大好きなのにジレジレしてるんだけれど、それがいい感じでしたね。山犬の習性ストーカーには笑ってしまいましたけれど。
Posted by ブクログ
邪神に祟られている受と、彼を守る山犬の攻。受を守ることで攻もまた傷を負うことを知った受は、彼を遠ざけようとする。
こういう主従関係、王道だけどときめく…と思いながら読んでいましたが、攻の想い人と思われる女性の弟が登場してからは、物語の本筋がちょっとずつずれていったように感じられてしまった。
攻や受、攻の使い魔的な雀や、攻の幼馴染の姉と弟、謎めいた攻の上司に、受の親友、曰くありげな占い師…魅力的なキャラもいたけど、多すぎて散漫な印象。最後に明かされた攻の受への溺愛エピは良かったけど、作中で匂わせてくれてたらもっと良かったのに。雰囲気やキャラ、挿絵は○