あらすじ
■人生に「やる気」を取り戻すには、なにをすればいいのか?
朝、パッと目がさめるともう眠れなくなり、だからといってベッドから起きだすのもおっくう……という経験は誰にでもあるでしょう。
元気はつらつで毎日が楽しく、「やる気」に満ちたあの日は、どこへ行ったのでしょう?
家から会社へ向かう足取りは重く、背中は丸まり、肩こりもひどい……。もしかして、あなたは「燃え尽き」はじめているのかもしれません。
■なぜ「バリバリな人」ほど、心に重荷を感じてしまうのか?
いつも疲れている、能率が上がらない、上司にウンザリ、酒量が増えた……
これらは30年前に刊行された本書で、著者ハーバート・フロイデンバーガーが提唱した「燃え尽き症候群」の諸症状です。
■こんな症状、思い当たりませんか?
・忘れっぽくなってきた。
・イライラがひどくなり、だんだん短気になり、周囲の人間に失望を感じることが多い。
・親友や家族と、疎遠になっている。
・一日の仕事が終わったときに、迷いが残る。
・なにが自分にとっての喜びか、はっきりしない。
・自分のことでジョークをいわれて笑ってすますことができない。
・疲れやすくなった。
・猛烈に働いているのに、だんだん成果があがらなくなってきた。
・あまり人と話したくない。
本書では、こんな諸症状を吹き飛ばし、ストレスと不条理に満ちたビジネスライフを快適に生き延びるための必須ノウハウを伝授いたします!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「燃え尽き症候群」の提唱者フロイデンバーガーの81年の著書の新訳。
疲れやすくなった、他人と話したくない、何が自分にとっての喜びかわからなくなった、という症状の出る"燃え尽き症候群"について、その原因と対処法を述べる。
全体的には辻褄の合った仮説という雰囲気。原著から30年を経たいま、発展いちじるしい生理学、脳科学、心理学などの知識とからめると得るところは多い予感。
Posted by ブクログ
コロナ禍を経て燃え尽き症候群になったと思ったが、この本を読んで、思い込みだったことに気づいた。
私の場合は燃え尽きではなく、目標達成による虚無感だった。
Posted by ブクログ
ありのままの自分の声に耳を傾ける
世間的な見栄をはる自我が、ありのままの自分を手の届かないところに押しやるようなことになるとトラブルが発生する
つまり、他人に認めてもらいたくて他人に追随すればするほどほんとうの喜びは失われ、人は燃え尽きやすくなる
人生の選択、目標、生きかた、人間関係が正しかったかを時々チェックする
自分を欺けばますます深みにはまる
傾注した努力と得られた報酬の比が逆となった場合に、燃え尽きる
身の回りに起こるあまり目立たないがうれしい出来事に目を留めるかそういうものを育てる習慣を身につける
Posted by ブクログ
高い理想を持ったやる気ある人間がなぜ燃え尽きるのか、どう対処するのかについて述べた本。1981年初版とは思えない程示唆に富んでいるが、近年鬱について知識がある人が増えているので取り立てて大きな学びは少ないか。