【感想・ネタバレ】ハーバード流 逆転のリーダーシップのレビュー

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Posted by ブクログ

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会社のとあるリーダーから推薦されたリーダーシップに関する本。イノベーションを継続的に生み出す新時代のリーダーに求められるのは「羊飼いのリーダーシップ」。従来の一般的なリーダー観とは一線を画するような内容である一方、リーダーとして普遍的に求められている要素としては従来と変わらないような気もする。スキルや経験が非常に豊かで頭の切れる1人の天才がリーダーになっても、イノベーションは生まれにくい。たしかにそうだろうなあと思う一方、業務内容や社員のバックグラウンドがある程度均質化された集団では、そうしたリーダーの方が効率的気もする。ただそれはあくまでも効率「効率」を重視していて、目指すべきものがイノベーションではないからか。リーダーシップにもいろいろな形があるんですなあ。何よりも大事なのは、結局有能なリーダーは学ぶことを忘れないということ。

以下備忘録。
イノベーションに必要なことはそれに適した組織を築くこと。
1. コラボレーション
2. 発見型の学習
3. 統合的な決定

これら三つの要素を通じて、個々の天才の一片からひとつの集合天才を作り出せる組織をつくる。そしてそれには二つの課題がある。

ひとつは、イノベーションが内包するパラドックス、つまり精神的な重圧をのりこえるための意欲を引き出すコミュニティをつくる。これは、目的、参加規則、共有された価値観で結びつける必要がある。

ふたつめは、イノベーションに取り組める組織づくり。創造的な摩擦、創造的な敏速さ、創造的な解決が要素となる。

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2022年09月19日

Posted by ブクログ

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イノベーションに対して求められるリーダーシップとは、自らイノベーションを起こすことや、ビジョンを描いて、メンバーを導くのではなく、メンバーがイノベーションを起こせる環境・空気・場・組織を作ることを説く。『イノベーションは日々の仕事のなかに――価値ある変化のしかけ方』(パディ・ミラー著)でも同じ主張に接したが、所謂「イノベーター」なるリーダーのインスピレーションによって、画期的なアイディア、ビジネスモデルが生まれるのは、イノベーションに対する誤解なのではないかと感じた。

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2017年02月13日

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