【感想・ネタバレ】ビジネス教養としての『論語』入門のレビュー

あらすじ

「和と仁」「徳治」「中庸」――。日本人の行動様式から商業道徳まで、至るところに『論語』は影響を与えてきた。ビジネス人としてこれだけは知っておきたい「人や組織が末永く繁栄するための原理原則」を解説する。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

切り口が「ビジネス教養としての」とあるので読んでみた。ドラッカーとの共通点を指摘したり、「論語と算盤」の渋沢栄一と一通りのビジネス関連項目を網羅している。面白かったのが、最後の方に、渋沢栄一と蒋介石とのやり取りで渋沢が論語の一節をもって日中の友好を約束したのに対し、後に田中角栄は周恩来との対談で論語の意味を取り違えて平然と受け答えしていた事、又そのことで安岡正篤が大いに憤った話。外交は教養が試される。政治家の質がこの当時から落ちてきているという事は身につまされる。

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2012年03月19日

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