【感想・ネタバレ】ナショナリズムのレビュー

あらすじ

この奇怪なる現象の本質とはなにか。我々を魅惑するその不可思議な力は、どこに宿るのか。近代日本におけるその観念の変遷を、「「国体」ナショナリズム」という視座から明らかにし、現在のグローバル化の地政学的な変容のただ中における、その不気味な実在感の意味を考える。いま、ナショナリズムの呪縛が、ここで解かれる。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ナショナリズム、この奇怪な現象ほど両義性にみちたものはない。それは、憧憬と鼓舞の感情を呼び起こすかと思えば、嫌悪と痛罵の感情ともつながっているからである。pはじめに iii

「想像された共同体」としてのネーションへの同一化は、ある意味でグローバル化の加速度的な「液状化」に対する神経症的な反応と言えないことはない。p2

【ネーションの二重性】p11
二重性とは、ネーションが、一方では自生的な共同体としてあらわれ、他方では作為的な抽象的統一体とみなされることを意味する。

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2014年04月28日

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