【感想・ネタバレ】一度は読んでおきたい現代の名短篇のレビュー

あらすじ

読む愉しみを満喫できる44作の名短篇案内。

「この短篇小説がすごい!」
小説読みの達人・湯川豊氏が、「読む愉しみ」という基準で選んだ現代人気作家44人の傑作短篇小説案内。
吉行淳之介、丸谷才一、大江健三郎から池澤夏樹、村上春樹、村上龍まで、そして、高村薫、川上弘美、山田詠美からよしもとばなな、江國香織、角田光代、三浦しをんまで――さらには、松本清張、司馬遼太郎から藤沢周平、野坂昭如、五木寛之、井上ひさしまで、そして、瀬戸内寂聴、田辺聖子から向田邦子、林真理子、宮部みゆきまで――
エッセイ風、旅行記風、別世界風、童話風短篇から先行作品を下敷きにした「ハイジャック小説」、女性作家の「濃い小説」……などなど。
さまざまな手法を使い、多様な技巧をつくした、思わず読みたくなる(あるいは再読したくなる)44の名短篇の魅力が語られる。
「短篇小説を読む愉しみ」に誘ってくれて、読書の幅がぐんと広がるブックガイドの白眉。

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Posted by ブクログ

短篇小説の名作を小説読みのプロである著者が選びぬいた計44作品を取り上げた良質のブックガイド。「現代の」と銘打って入るのが、取り上げられた作家は、亡くなられた方も含めて一番年長が松本清張(1909生まれ)、一番若手で三浦しおん(1976生まれ)といった幅。
短篇小説の醍醐味は、削ぎ落とされた文量で、いかに読者をその作品の世界に引き込み、楽しませるのかがキモ。ただでさえ少ない登場人物の心理を描かれる行動から読み取れれば作品の奥深さをより感じるのだろう。
普段はエンターテイメント性の高い作品を好むので奇想天外なストーリー展開を期待し文章を追いかける読み方なので、今更ながら、この本で気づきを得られたかもしれない。
個人的に気になったのは、遠藤周作、五木寛之、宮城野昌光、宮本輝、村上龍、高村薫、山田詠美あたり。
この中には食わず嫌い的な作家もいる。なのでブックガイドとしては私としてはアタリである。

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2020年08月10日

Posted by ブクログ

穂村書評集の時にも思ったけど、やっぱり本文からの切り貼りが過ぎる書評は苦手。”解説するよりも素敵な文章を抜き出した方が”って意見にも、与することは出来ん。だったら書評要らんじゃん。という訳で、本書も半分以上が物語からのコピペ、ないし要約に終始している。あらすじを知りたいだけならネットで十分だし、なぜ勧めるのかをもっと熱く語ってもらわんと、そもそもホントに好きなんかどうかも怪しく思えてくる。とこきおろしたついでに、本書の中から読みたくなった作品もまた、皆無なのでした。

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2019年05月16日

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