【感想・ネタバレ】神坐す山の物語のレビュー

あらすじ

奥多摩の御嶽山にある神官屋敷で物語られる、怪談めいた夜語り。著者が少年の頃、伯母から聞かされたのは、怖いけれど惹きこまれる話ばかりだった。切なさにほろりと涙が出る浅田版遠野物語ともいうべき御嶽山物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

文体がきれいで読みやすく面白かった!場所も知っている界隈でより想像しやすかった。浅田次郎は民子しか持ってなかったので、これを機にほかのも読んでみたい。

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2021年08月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

完本版と異なって収録されていない作品もあるが、文庫版には東雅夫によるロング・インタビュー「物語の生まれる場所」が収録されており、こちらは興味深いものだった。
特に「虚と実が入り交じる境目」の項目。柳田國男の『遠野物語』を多少意識したこと、三島由紀夫が『小説とは何か』で絶賛した「あなやと思う間も無く、二人の女の坐れる炉の脇を通り行くとて、裾に炭取にさわりしに、丸き炭取なればくるくるとまわりたり」(二十二節「炭取りの廻る話」)に言及されていた点が良かった。

収録作品にはいくつか狐憑きのものがあるが、中でも秀逸だったのが「天井裏の春子」。大正時代の若いモダンガールに取り憑いた山王下の溜池あたりの老狐。老狐の昔話を語る姿も面白かったが、狐祓いをするはずのヒゲのおじいさんが、老いた狐に同情している様子がなんとも切なかった。

「それでね——。
 春子さんの白い腕を手枕にして、お狐様が死んでいたの。
 猫みたいに小さくて、からからに干からびていた。少し牙を剥いていたけれど、苦しんだふうには見えなかった。
 木の枝みたいに痩せてしまった手が、春子さんの胸元に置かれていてね。あれは息の上がるときに、ありがとうかごめんなさいかを言ったんだと思う。
 春子さんのもう片方の手は、狐の尻尾を握っていた。きっと、ごめんんささいを言い続けていたんだね。」(P.259「天井裏の春子」)

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2026年06月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

浅田次郎が幼い頃に聞いた、御嶽山にまつわる不思議な話の短編集。

日本古来の神道にまつわる話が多いため、難解な言葉が多いものの、終始不思議な感覚に包まれながら、読み耽った。

後書きで、幼い頃に聞いた本当の話であるとわかり、再度読み直したくなった。特に当時では当たり前だった狐憑きの話は興味深く読めた

近代化で神々が遠い存在となった昨今、八百万の神々を感じながら読むことができた。

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2019年08月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2018年、24冊目です。

山の神という言葉は、最近、箱根駅伝のランナー紹介の時によく耳にしますね。
山岳信仰が、日本古来の神道に結びついて形作られていると思いますが、
そういった説を待たずとも、少しばかり山の奥深い場所に、一人で足を踏み入れると、なんとなく「畏れ」を感じる。人は山の神を畏敬の念を持って受け入れている。

魂魄というものに出逢ったことはないですが、存在を寛容に受け入れる精神世界が私の直ぐそばにあることは確かだと思えます。
八百万の神々がいるとすれば、私のそばに存在し、私の暮らしの、いや行動の一つ一つにその存在の力が影響しているのかもしれません。
運がいいとか悪いとか、、、。

いくつかの短編で構成されていますが、それぞれが繋がっていて、読み手が全くストレスを感じずに、次々に新しい物語に入っていけました。

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2018年07月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なかなか興味深い内容だった。と思ったら浅田さんの体験談とは。神さんとか不思議体験とか好きだから、読んで良かった一冊でした。神秘的な、日本的な話は良い。

子供の頃、隣の学校に狐に憑かれたという子がいたけど、あの子は元気かなー?

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2018年02月13日

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