【感想・ネタバレ】午後の音楽のレビュー

あらすじ

父や母、妹との距離感がつかめなかった少女時代。夫に別の女性がいたとわかったときの喪失感や娘に与えてしまった心の傷。胸の中にそっととどめておいた様々なことを、いつのまにか打ち明けてしまっていた。音楽をふたりで奏でるように、メールで言葉を紡ぎ合う。こんなにも共鳴し合える人に出会ったことの驚きと喜び。それなのに相手は義弟、妹の夫……。メールで綴られる新たな大人の恋愛長編。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

以前読んだアンソロジーに小池真理子の作品が収録されていて、それが良かったので、小池真理子の小説を読みたいと思い。
午後の音楽というタイトルと、表紙の写真が良さげだなと思い購入。

由布子という女性と、由布子の妹の夫である龍士郎の2人のメールのやり取りで進んでいく。
最初は事務的なメールの雰囲気で進んでいくが、好きな音楽や映画、本の話をしていくうちに、仲良しな雰囲気に。
お互いの打ち明け話をし、食事にも行き、男女すれすれの関係に… 一線を超えるかドキドキしながら読んだけど、由布子の強い意志で一線は超えず。
2人のキャッキャウフフ状態を当事者以外が読んだら、馬鹿みたいと思われるのかなと思ったり…読者である私は楽しみながら読みましたけどね(笑)
単なる不貞の物語でなく、小池真理子ワールドが展開されていて、あっという間に読めました。

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2021年10月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小池真理子お得意の不倫の話。

ある程度歳をとり社会的地位も確立した男女が、出会い惹かれあい、それがどんなに純粋であっても、どちらか(もしくは両方)が既婚であるがゆえに「不倫」と呼ばれてしまうのが解せない。

そしてやっぱり別れを選んでしまう。世間体なのか、相手のためなのか、子どものためなのか。

小池真理この本を読むと、いつも思います。いくつになっても恋はしていたいし憧れるけど、世間体がね。ハードルがあるから燃えるのか。。

すべてメールで綴られる文章、初めは斬新に思ったけど、普通の文体のほうが良かったかなと最終的には思いました。

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2011年07月20日

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