【感想・ネタバレ】+α―プラスアルファ―のレビュー

あらすじ

注目のオムニバスドラマ「α」の世界を華麗に演じる三神妃子、天水キリ、山本燿、生田理一の4人の「CAST」。新人女優・妃子は自身の演技や恋に悩みつつ、不思議な調和を見せる3人との共演を通じて成長し…。同時刊行の『α―アルファ―』と対を成す、4人の想いが複雑に交差するバックステージ・ドラマ。

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Posted by ブクログ

「α」が表とすると「+α」は裏。4人の俳優のバックステージというか、演じていない部分を描いたもの。こっちを読むと「α」の深みが増す。。。恐るべしだよ、本当に。よくもこんなことを考え付いたなぁ、この人。。。こっちを見てから再度また「α」を見ると違う視点が得られてまた面白い。(08/2/29)

1
2009年10月04日

Posted by ブクログ

連作。上手いんだなぁ。アルファの裏話としての物語。
若手二世代女優の妃子ちゃん目線。
こっちのほうがすきです。αと一話づつ交互に読みたいな。

1
2009年11月01日

無料版購入済み

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これは劇中劇と4人の役者のリアルを交互に見せる構成でめちゃくちゃ凝ってます。
劇中劇はSFラブコメディの♯4が1番良かったかなー。
実は全部耀扮する女子大生の脳内だったとはw
♯5のイギリスを舞台にした真面目で忠実なメイドさん物語もいかにも外国もののようなお話で好き。

0
2025年11月04日

Posted by ブクログ

「α」との連作です。
雑誌掲載時には先に「α」があり、「面白いんだけど…ん??」ってなっている所にこの「+α」があり、その完成度の高さに驚いた記憶があります。
全てがここに繋がってたのかーーー!と!
主人公が自分の置かれている恵まれた環境にコンプレックスを持ちながらも、演じることで女優としての自分を探していく感じがドラマのようですごく面白かったです。

ある意味オムニバスというか企画モノと言える作品ですが、このアイデアは凄いなと思います。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

これは、そうとうスゴい。
構成についてはあんまり詳しく書かないほうがいいと思うので、ここでは触れないけれど、こういう独創的な作品を作り出せるというのは、天才的な才能だと思う。

2つの巻は、「α」の次に「+α」という題名にはなっているけれど、実体は、「追加エピソード」のような補足的なものではなく、陰と陽のように表裏一体のもので、お互いが揃って初めて一つの完全な作品になるという、すごく芸術的な作りをしていた。とても好みの物語だ。

「そりゃあ確かに私は、おべっかしたり、心にもないこと言うし、体裁屋で。
・・・・・
『そんなことないよ』とか返してくれないですね、やっぱり。
いいですけど、べつに。」
「終わり?」
「世話になってる人の陰口たたいたり・・
嫉妬
ピアスの話し聞いて、三人の仲の良さに嫉妬です」(「+α」p.104)

0
2020年07月15日

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