【感想・ネタバレ】小説家・裏雅の気ままな探偵稼業のレビュー

あらすじ

売れない小説家・裏雅が「真珠姫」と呼び、ひそかに観察を続けているのは、彼を「雅兄様」と慕う伯爵令嬢の茉莉子。一見おっとりとして可愛らしい茉莉子だが、雅は彼女の秘められた特性に興味を禁じ得ない。茉莉子はある日、「本業の小説のほうはさっぱりだが推理力には定評のある」雅のもとに、女学校で噂になっている不可思議な「幽霊」の話をしに来るのだが…? 【目次】小説家・裏雅の気ままな探偵稼業 真珠姫/少女/人形/珠代

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Posted by ブクログ

初めて読む作家だが、他の作品を検索してみると、ええーっと吃驚仰天する。BLやエロ小説を書く人だったんだ。それらに比べると、これは非常にお上品。人に共感できず、愛するということも分からない華族令嬢(もちろん美少女)が、怪奇小説家(もちろん美しい男)のところに何度も訪ねて行って、女学校のいろいろな事件を話すというものだが、裏に謎が隠されていて、それを小説家・裏雅が解き明かす。どこが耽美?まあ、読んでみて。文章から、登場人物の佇まいから、耽美の匂いが立ち上ってくるのだ。3篇目の小説は、全く別のものだが、これまた耽美でえぐい。

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2022年05月05日

Posted by ブクログ

耽美・猟奇・哲学・陰鬱要素のある作品。
とにかく女学生たちの耽美世界。
裏雅と茉莉子のお互いがサイコパスで観察対象な物語。

実家は裕福で華族とも付き合いのある売れない作家、裏雅(探偵業は大成功)の元に、隣家の共感性の欠如したお嬢様、茉莉子が事件や不思議を持ち込んで『納得』という名の解決をする。

時代背景的なものか、真実から逮捕とはならないのがミステリーとは違ってアングラ的。

同時収録の独白短編は、序盤にチラと出てきた隣の組の失踪令嬢の話。

0
2026年02月04日

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