あらすじ
「許嫁がさらわれた! 取り返すから手を貸してくれ」飛びこんできた久蔵の絶叫に、弥助は仰天した。人さらいなら、十手持ちにでも訴えるのが筋ではないか。だが、聞けば許嫁は妖怪、しかもいいところのおじょうさんだと言う。え? 許嫁が妖怪? 驚きのあまり言葉を失う弥助だったが、真剣な面持ちで頼みこむ久蔵に、千弥は厄介事が大好物の大妖である妖猫族の姫、王蜜の君を紹介する。王蜜の君の手引きで許嫁の初音がさらわれたと思しき、華蛇族の屋敷に忍びこんだ久蔵だったが……。遊び人久蔵に降りかかる試練を描く、人気シリーズ第5弾!
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今回は久蔵が主役なお話でした。
騙される展開もあり、面白かったです!
妖怪と人間の恋は切ないながらも、あたたかな気持ちになりました。
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弥助と千弥の友達(?)久蔵と華佗の姫 初音のお話。
人間の久蔵と妖怪の初音の結婚に反対する初音の乳母 萩乃が、久蔵に三つの試練を課す。
久蔵は、わりといい人だとは思っていましたが、一生懸命頑張って試練を一つずつ乗り越えていく姿が素敵でした。
でも、今までのこのシリーズの中で、一番笑ったのもこの巻でしたね。
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人間の久蔵と妖怪の初音の恋には大きな壁が立ち塞がる。
でも、2人ともそれに負けないひたむきな、強い思いがあって心から応援しちゃう。
しかし、初音の乳母からの試練は一筋縄じゃいかない。
それを乗り越えていく久蔵、ほんと、たいした男だった。
へらへらいい加減な遊び人なだけじゃなかったんだねー。
初音もすごく健気で可愛らしい。
乳母萩野も、初音可愛さなんだよねぇ。
そんな萩野のってば、実はそうだったとは。
従者たちの宴会でもしやと思ったのが当たってて大笑い。
そうかー、いいじゃん、いいじゃん。
さて、次は何が起こるかな。
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これまで裏で進んでいた久蔵と初音の恋のお話し。ようやく表に出てきたけれど、やっぱり妖怪と人間の恋には障害が。久蔵がかっこいいところを見せます。おまけの短編も合わせて、とても良かった.
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久蔵を応援しながら読んだ。
千弥の正体に気がついていたのには驚いた。
今回は怖い場面はあまりなく、最後のわちゃわちゃ具合にもほっこりした。
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内容(ブックデータベースより)
さらわれた許嫁を取り返すのに手を貸してほしい。久蔵の訴えに、弥助は仰天した。人さらいなら、十手持ちにでも訴えるのが筋ではないか。聞けば許嫁の初音は妖怪だというのだ。許嫁が妖怪? 驚きのあまり言葉を失う弥助。だが真剣な面持ちの久蔵に心を動かされ、千弥は妖猫族の姫、王蜜の君を紹介する。王蜜の君の手引きで初音がさらわれた先、華蛇族の屋敷に忍び込んだ久蔵だったが……。久蔵に降りかかる試練を描く、人気シリーズ第五弾!
令和4年2月4日~5日
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シリーズ5作目
少し説明的なセリフが気になる時もあるが、児童文学のような文体とボリュームで読みやすい。
本編の最後は少し泣けたが、子供にはそうでもないらしい。
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妖怪の子預かり屋シリーズ第五弾。
元遊び人の久蔵が華蛇族のお姫様、初音と結婚するため、
初音の乳母の出す三つの試練に挑戦することに。
課題は妖怪の子を預かることだったが、
まあ、予定調和だけど、無事試練を乗り越えて結婚出来て良かった。
試練を出されている間、あやかしの世界に連れ戻されていた初音が、
料理を練習する度に指を切り落としてしまうところはちょっとホラーだった。
いや、その指が河童の軟膏でくっついてしまう方がホラーかも。
従者達の宴というか、お疲れ様会というか、
愚痴大会の章は蛇足だったかな。
もっと話が膨らんでいれば、それはそれで面白かったと思うけど。
貧乏神がとりついた怠け者が心を入れ替えて働くようになれば、
貧乏神が福の神となり、元怠け者に福をもたらすという設定は面白かった。
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千にぃの溺愛ぶりが本当にいいなぁ。久蔵と姫様も本当にお似合い。久蔵の優しさ、とても好きだなぁ。
なによりみんな優しい気持ちがちゃんと心の真ん中にある。
かわいかったなー。
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さらわれた許嫁を取り返すのに手を貸してほしい。久蔵の訴えに、弥助は仰天した。人さらいなら、十手持ちにでも訴えるのが筋ではないか。聞けば許嫁の初音は妖怪だというのだ。許嫁が妖怪? 驚きのあまり言葉を失う弥助。だが真剣な面持ちの久蔵に心を動かされ、千弥は妖猫族の姫、王蜜の君を紹介する。王蜜の君の手引きで初音がさらわれた先、華蛇族の屋敷に忍び込んだ久蔵だったが……。久蔵に降りかかる試練を描く、人気シリーズ第五弾!