あらすじ
増え続ける認知症患者。認知症は多くの方がかかる身近な病気です。しかし認知症の症状は心理状態と病状や環境、周囲との関係により複雑に影響しあってあらわれ、ご家族や身近な人を戸惑わせます。
しかしこうした症状も、根底にある法則を理解することで、落ちついて対処できるようになります。認知症の患者さんも理解されたことで安心し、関係も改善され、トラブルも減らすことができます。
本書では、マンガを多数使用し、さまざまな認知症の症状とご家族の関わりや、その背景にある心理を紹介します。マンガなので忙しく疲れ気味の方でも読みやすく、それぞれの立場の方の心理もよくわかります。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
日常的に症状が出たときの状況を漫画で描かれているので、とてもわかりやすい。
第1章 認知症の中核となる症状
第2章 認知症の周辺症状
第3章 認知症が進んでも保たれるその人らしさ
第4章 家族の関わり方
一番大事なのは。。
『一人で悩まず、抱え込まずに、まず相談』(174頁)
Posted by ブクログ
認知症について調べてみた@3冊目。
実家にはこの本を送った。マンガ+文字での解説のセットで全体が構成されていて、読みやすい。
2冊目に読んだ『認知症の人のつらい気持ちがわかる本』と著者が同じだった。本としてのまとめ方は違うが、「知識を持っていれば、もしもの時にも適切に対応できる」という同じ考えが感じられる。
『認知症の症状自体が問題ではない。症状が現れた時、周囲との関係性がうまくいかなくなることが問題。』という一文があった。知識があれば、ある程度解決できる。過度に驚かずに済む。認知症の人の奇妙な行動にも意味・理由があることがわかり、イライラも小さくできる。