あらすじ
Uber(ウーバー)とAirbnb(エアビーアンドビー)――とんでもない破壊者たちの闘争と熱狂の全軌跡!
ベストセラー『ジェフ・ベゾス 果てなき野望』著者、ブラッド・ストーンの最新作
2社ともまだ創業から10年未満。しかし、2社合わせた会社評価額は10兆円とシリコンバレーでもまれにみるような成長を遂げている。
UberとAirbnbはいかにして、成功をつかんだのか?
世界各国、各都市での規制との戦い、既得権益を握る企業との闘争、次から次へと現れるライバルたちとの競争、そしてユーザーやコミュニティの熱狂、さらにはUberのカラニックCEO解任。
アメリカのテクノロジー記者として圧倒的な取材力を誇る著者が、その全真相を描く。
■UPSTARTとは?
UPSTART(アップスタート)とは、成功を収めた人物で、経験豊富な年長者や確立された手法をあまり尊重しない者のこと。そう、シリコンバレーの破壊者たちのことだ。
彼らは製品をめちゃくちゃ磨きあげ、大勢のユーザーを味方につける。そしてどんどん成長する。
時として冷徹に。場合によっては倫理を若干犠牲にしながら。
規則を守って慎重になりすぎたら、ライバルに負けてしまうのだ。
■創業者たちのことば
ブライアン・チェスキー(Airbnb創業者兼CEO)
「とにかく早く成長すること。レーダーに引っかからないくらい小さいか、制度として認められなくてはいけないくらい大きいかのどちらかでいたい」
トラビス・カラニック(Uber創業者兼前CEO)
「実際に成功するまでは成功しているふりをするんだ」
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
Uber、Airbnbがどのように生まれ、どのように成長して既存産業と戦ってきたかを生々しくまとめた本。成長エピソード、規制当局、既得権益層との戦いはとても読み応えがあって面白い。これらのサービスにはよくない印象を持っていたけど、作る側の視点に立つことで違ったものも見えてくる。視野を広げる良書。
Posted by ブクログ
UberとAirbnb、どちらのユニコーン企業の歩みも、法律や既存勢力との闘いの歴史だったというのが本書を読むとよく分かる。既成事実と支持者を先に勝ち取っていくイクスクルーシブなイノベーションの在り方に伴う痛みのリアルを見せつけられます。
Posted by ブクログ
UberとAirbnbの創業ストーリー。月並みな表現だが下手な小説よりよっぽど面白い!今でこそシェア経済で世界に革命を起こした両社だが、多くの投資家が資金援助を見送った事実から紙一重の勝負だったことがよく分かる。同時にその成長の軌跡は既得権益や規制との戦い。どちらのCEOも驚くほど好戦的w