あらすじ
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『日経ビジネス』弁護士ランキングの常連であり企業間紛争で何度も勝利した訴訟のプロによる、若手の弁護士や法務部員に向け書かれた、裁判で戦うノウハウやマナーの解説書。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
・楽しい訴訟の第一歩は、正直であることだ。
・筆者の30年の経験の中でも、長くて30頁もあれば書けると思われる。
・迫力のある準備書面を書くためには、自分自身が、どうしてこちらが正義だというのか、心の底から確信する必要がある。筆者は、記録を読みながらキーワードを拾い、それを理由と結論という形で結びつけていって、確信の原点を探すようにしている。
・肝心な点を先に聞いてしまい、そこから遡って聞いていくのがよい。
・反対尋問は本気でやる。書生がちょっと聞いてみた、というような生半可な心構えではない。本気の斬り合いなのである。
・弁護士の執念の調査、熟慮と、魂のこもった迫力の書面が裁判官の心を動かすのである。
Posted by ブクログ
企業法務担当弁護士向けというスタイルではあるが
どんな弁護士でも参考になる部分があります。最近急成長しているチェーン展開しているカタカナ系の若い事務所の弁護士は、全く訴訟の心得ができてませんので、絶対読むべきでしょう。搾取されて、読む時間もないのかなー
Posted by ブクログ
とてもわかりやすく、すらすらと読み通せる。
あくまでも弁護士向けに書かれた指南書だが、
企業の法務担当も知っておいて損はないだろう。
とりわけ、証人尋問のなんたるかについては、
まさにそのとおりだと思うし、
弁護士の腕を見分けるポイントも明確に書かれていて、
きわめて実践的であると思った。
Posted by ブクログ
本のタイトル通り、訴訟となった際にどういった心得が必要かを解説したもの。長年訴訟に携わられた弁護士として実務経験を通じて得た知見が、リアリティを存分に感じさせる表現で記述されており、とても楽しく読むことができた。ある意味、裁判官という非常に優秀な人に、こちらが意図する判断をしてもらうよう説得するための勘所に触れているので、日々の業務でも応用できるものが多かった。心証形成にあたってのストーリーとこれを支える客観的な証拠、自身に正義があるという確証と魂のこもった内容こそが人を動かすのだと改めて認識。
Posted by ブクログ
裁判官にアンケートすると、弁護士の反対尋問はほとんど失敗とみている。
裁判官の思考の最初のステップ。ほんとかどうかよくわからないグレー部分は捨象して、動かしがたい事実から確定していき、矛盾ないストーリーを構築できるようにする。
司法研修所「事例で考える民事事実認定」
裁判所は、破たんした銀行の役員には厳しく、破たんしていない銀行の役員には甘い。
レックスホールディングス事件で高裁は、MBOに際しの価格決定で会社側が事業計画や株価算定評価書を提出していないことを非難し、会社を敗訴させ、最高裁も支持。しかし当時はそれは慣習ではなかった。
法律家は要件事実を念頭にしつつ事実をひろっていくが、これはまずだめで、確信を与えるストーリーを確定し、そこから事実を拾っていくように。
証人尋問は、最終準備書面に記載する事項を考えて準備する。
南都銀行事件判決はちょっとへんな認定だったが、訴訟記録を見れば解決する。変な判決は訴訟記録に問題があることが多い。