【感想・ネタバレ】ラーメン超進化論~「ミシュラン一つ星」への道~のレビュー

あらすじ

1000円以下で食べられる庶民的料理のラーメンが、ミシュランを賑わせる存在になっている。店内のセンスもグッとよくなり、行列のなかに女性や外国人を見かけることも珍しくなくなった。日本に35000店あると言われるラーメン店でも、特に素晴らしい一杯を作る店がいくつかある。そういった店主たちは常軌を逸した努力で他にはない、オリジナルの味をもがき苦しみながら作り上げる。最高峰の作り手たちに「ラーメン官僚」が迫った。

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Posted by ブクログ

ラーメン好きが多いことは知っていたが、ホントにこんな人いたんだということが感想。ラーメンのおいしさが伝わってくる圧巻の文才。身体に良い悪いはおいておいて、ラーメンという文化に敬礼をしたくなりました。

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2021年10月04日

Posted by ブクログ

自分のようにラーメンマニアを自認する者だけでなく、実際にラーメン店を経営する方にも読んで欲しい一冊。90年代前半の「環七ラーメン戦争」に始まり、「96組」と呼ばれる青葉、麺屋武蔵、くじら軒の3軒が業界に起こした革命、2000年代半ば頃から定着し始めたインターネットによる食べ手側の意識や行動の変化、2010年代の「創作ラーメン」の時代に至るまでの歴史をわかりやすく説明している。現在のラーメン界のトップランナーである「蔦」 「鳴龍」「手打 焔」「飯田商店街」の各店主へのインタビューは必読。

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2018年07月01日

Posted by ブクログ

<目次>
はじめに
第1章  日本の頂点に君臨する2つの巨星
第2章  「創作ラーメン」は、どのようにして生まれたか?
第3章  女性や外国人を虜にするラーメン
第4章  「創作ラーメン」の「今」
第5章  ラーメンは、どこに向かうのか?
おわりに

<内容>
某省に努める現役官僚ラーメンフリークの本。故武内伸さんやラーメンデータバンクの大崎祐史さん、石神秀幸さんなど多くのラーメン通が本を書いているが、今は何回目のブーム(というかもう定着しているか…)?この本のポイントは「創作ラーメン」。中野青葉のWスープどころかトリプルスープや様々な魚介出汁を使ったり、鶏にしても部位はもちろん、こだわりの産地から入れたり、麺にしても粉から打ち方に至るまで、もはや食べ物の範疇を超えている上、現在の「創作ラーメン」を創っている店主は、商売抜きの感じがしている。「ラーメン屋」ではなく「芸術家」。ここでは那須塩原の「手打 焔」と湯河原の「飯田商店」が載っているが、ほかにもミシュランガイドに載る「蔦」や「鳴龍」の店主など、ラーメンよりも店主にクローズアップしているのが特徴かも…。

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2017年12月18日

Posted by ブクログ

ラーメンの歴史やウンチク本は出尽くした感があります。
しかし、この本は創作ラーメンという最近のラーメンメニューの主流に
なりつつあるジャンルにスポットを当て、その登場から現在まで、
そして未来ついて語っているところが新しいです。

ラーメンの歴史について語るのも、味を細分化して考察さあれていることを
考えると、こうした評論本も今後は「醤油ラーメンの歴史と未来」や
「とんこつラーメンの明日」などと、細かく分かれて出版されていくのでは
ないかと予想します。

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2019年04月04日

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