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Posted by ブクログ 2017年12月26日
<目次>
はじめに
第1章 水の都にふさわしい江戸時代の掘割網
第2章 明治前期~延伸した浜町川、埋め立てられた三つ
の掘割
第3章 市区改正事業で延伸した日本橋川と埋め立てられ
た四つの掘割
第4章 二つの川を開削し、三つの掘割を埋め立てた帝都
復興事業
第5...続きを読む章 大空襲の瓦礫処理で埋め立てられた五つの掘割
第6章 高度成長期以降、陸化した五つの掘割
おわりに
<内容>
この本のできた経緯は「おわりに」に書かれている。ブラタモリにも登場した著者のこの本は、専門書顔負けの本である。江戸の町は水の都であった。江戸時代以降、掘割が掘られたり埋められたりを繰り返したが、関東大震災、東京大空襲で瓦礫処理で多くが消え、高度成長期に高速道路網と河川のドブ化がすすんで、今のような状況である。しかし、神田川などを見るとその名残がある。著者の言うように、高度成長も過ぎて若者の車離れも進んだ。東京都心には物流拠点も大工場もない。河川や掘割を復元し、東京の水の都化計画、いいと思う。