【感想・ネタバレ】諸葛孔明対卑弥呼のレビュー

あらすじ

「赤壁の戦い」――曹操率いる八十万もの大軍を、“奇門遁甲”によって潰走させた軍師・諸葛孔明。そのおそるべき力に対し、曹操がとった奇策こそが、倭国の女王・卑弥呼の召喚だった! 邪馬台国女王の正体とは? 卑弥呼が操る“鬼道”とは? 三国志の英雄と、日本史最大の謎ともいうべき卑弥呼との直接対決の行方はいかに。同時代に生きた二人の異才が壮大なスケールで繰り広げる、奇想天外な長編歴史小説。

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Posted by ブクログ

 赤壁の戦いで諸葛孔明によって苦しめられ、地獄を見た曹操は、彼に対抗できる存在として倭国の女王、卑弥呼を頼ろうとする。ということで、かなりインパクトのある性格の諸葛孔明と卑弥呼がタイトルそのままに戦う作品です。タイトルがまず良いですよね。表紙を見た瞬間、手に取って買いたくなってしまいます。

 街のヤンキーみたいな口調の諸葛孔明の赤壁の戦いでの立ち回りがスピーディーに語られるギャグテイストではじまるのですが、難升米の卑弥呼を巡る旅の話になってからは丁寧に、比較的ゆったりしたテンポの作品になっていきます。ふたりが中々、交差してくれないなぁ……という物足りなさはすこしだけあったのですが、後半のふたり激突は楽しく、続編もあるみたいなので、とても気になります。

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2025年04月06日

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