あらすじ
やっと見つけた おまえは俺の番(つが)いだ――
竜はただ一人のツガイを愛し続け甘く蕩かす
情熱的な竜族の王35歳×鱗が怖い箱入り娘16歳
「やっと見つけた」。自分に亡き母の面影を重ねる父のために、社交界デビューをせず、ひっそりと暮らしてきた男爵家の箱入り娘ローゼ16歳。たまたま出かけた『竜の花嫁探し』のパーティーで、彼女は竜族の王ヴァルに求愛される。竜が愛する人は生涯にただ一人。ローゼにまっすぐな愛情を捧げるヴァルの想いの深さに打たれたローゼだったが、父は結婚に大反対。ローゼ自身にもある問題があって…。
感情タグBEST3
匿名
安定の溺愛
他の本で、番だけを愛すると言いながらも番と出会うまでに、愛はないけど性交をしたことがあるというのがありましたが、この作品は番だけと生殖活動をするという設定で、長い間、番を探していたというのが良かったです。生涯、番ただ一人、ってやっぱり良いですね。不快な事件も起こらず安心して読めました。
竜の番
竜が本能で番を見つけ生涯愛し抜くという設定は他でもよく見られますが、本作は「これでもか」というほど、最初から最後まで溺愛モードです。
父親と叔父に溺愛されてきた箱入り娘のヒロイン・ローゼは16歳の可憐な娘ですが、素直すぎるほどの性格が可愛かったです。
もう少し話に山場があったらなと思いますが、一途な愛情が羨ましいお話でした。