あらすじ
時は明治中期。名家・高辻家の令嬢・綾は、兄・正和の強い勧めで、資産家・上地剛と縁組をすることになる。しかしこの婚礼は直前に上地により破談。すべては、自分の姉を死に追いやった正和を陥れるため、復讐の鬼と化した上地の計画だった。上地からの多額の結納金に手をつけ、莫大な借金を背負った正和は、綾に吉原に身を沈めるよう懇願する。兄を救うため、吉原いきを決意する綾だったが…女の生き地獄“吉原”では、想像も絶する規律や仕打ちの数々が待ち受けていた――!! 慣れない廓生活を強いられ戸惑いを隠せない綾は、女将・水世の計らいで人気花魁・椿の世話係になることに。しかし椿の差し金で、ライバルの花魁・小町の贔屓客を寝取ることになってしまい……!?
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匿名
吉原
購入して、よみました。名門の令嬢としてうまれながらも、吉原に売られてしまったヒロインが、とてもかわいそうだとおもいました。絵がかわいらしくて、よかったです。
金遣いが荒く卑劣で嘘つきな実兄のせいで廓に売られてしまった
妹の綾ですが、これだけ酷い目に遭っても兄を信じているなんて。。。
上地さんも姉の復讐に囚われていなければ綾と幸せになれたかもと
考えてしまいます。
それにしても女の嫉妬は恐ろしい。
う〜ん…
話は殆ど進みません。
「悪の華」みたいなすっきり感もコミカル感もない。
どちらかと言うとちょいグロで「華の乱」に近いのであまり読んでて楽しくないです。
「悪の華」の七緒は窮地も自分の機転で乗り越えたり、やり返したりしてたのに本作の綾は「華の乱」の華と同じく他力本願。窮地に追いやられても誰か男が最後は助けてくれる。
助けられる主人公は好みではありません。