【感想・ネタバレ】永六輔のレビュー

あらすじ

放送作家、作詞家、タレント、エッセイストなど、多彩な活躍で放送・芸能史に名を残す永六輔。最も身近にいた新聞記者が「旅する坊主」の実像を多面的に描く決定的評伝。

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Posted by ブクログ

(2018/2/21)
新聞記者が永さんの人生をまとめた新書。
好意的。
読んでいて、自分と永さんの関わりを振り返る。
学生時代、自分のものの考えを形成する上で、
永さんは欠かせなかったことをこの新書を読んで、
永さんの経歴を見て、改めて思い知る。

永さんとラジオ、本、テレビとのかかわりに、
ことごとく自分も参加させていただいている。

ラジオはTBS 「土曜ワイド」と「誰かとどこかで」。
それと、六輔七転八倒。ナイターの時間帯だった。
尺貫法との闘い、食管法違反・米穀通帳との闘い、佐渡独立運動、
このあたりはリアルタイムに楽しみながら聴いていた。
反政府的思考は永さんから学んだかも。

質問して、葉書で返事をもらったこともある。吉川英治についてだった。

本は「大往生」をはじめとする岩波新書。
サイン本までもらった!

そしてテレビ。
残念ながら「夢で逢いましょう」は記憶がない。
5,6歳までやっていたようなのだが、、
見ていたのは「テレビファソラシド」。
NHK女子アナを使って、楽しいがちょっとおしゃれな、
高尚、格調高いとまではいわないが、
今の下世話なバラエティとは一味違う番組だった。

あ、CMも覚えている。咳声喉に浅田飴。

凄いのは、永さん、こういう活動を10代からやっていたこと。
土曜ワイド、私が聴き始めた頃で永さん40代、大往生も50代で書いている、、、
多くの人に影響を与えている。

自分も少しは人の役に立つことがしたいなあ。

第1章 本業は旅の坊主
第2章 早熟の天才ラジオ屋
第3章 闘うテレビ乞食
第4章 遊芸渡世人の本領

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2024年06月11日

Posted by ブクログ

なんと日本レコード大賞の作詞賞を4回も受賞している、偉大なる作詞家
永六輔。

もちろん肩書きは「作詞家」には収まらないです。
放送作家から始まり、言葉を巧みに操る職人と言える人です。

永六輔の人生を振り返り、彼と共に歩んできたテレビ・ラジオという
メディアの歴史もまた同時に知ることができる一冊です。

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2019年05月09日

Posted by ブクログ

没後に真相を明かそう風に書いても、読んで面白く感じるのは身内およびその周辺の人たちだけだ。あの時はどうだった、こうだったなんて通じないし知ってもしょうがない。作詞一覧や著書一覧は役(?)に立つかも知れない。「黒い花びら」は樺美智子さんへの追悼じゃないとしながら、「上を向いて歩こう」の作詞理由を述べていないのは全くの片手落ちだ。いろいろ詳しく書かれているようには見えるが、この辺が筆者のレベルなんだろう。

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2025年01月17日

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