【感想・ネタバレ】アリさんとキリギリスのレビュー

あらすじ

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アリ社会の限界、キリギリス社会の希望!

『地頭力を鍛える』でデビューした思考系ビジネス書の著者の新境地。「キリギリスの復権」が本書に通底するテーマ。「アリとキリギリス」は、世界的に知られたイソップ寓話の一つ。冬の食糧ために夏の間も働いて溜め込んだアリ、対してバイオリンを弾きながら歌って過ごしたキリギリス。冬になってキリギリスがアリに食糧を分けてほしいと乞うが、断られて死んでしまう。この話は紀元前に作られたものであり、「今の時代の教訓にはならない。これからはキリギリスの時代がやってくる」「アリに変革はできない。世の中を変えられるのはキリギリスである」と著者は説く。

アリとキリギリスの違いを小見出し50本+1コマ漫画で端的に表現し、「アリ社会・日本」の限界と突破口を見つけるヒントを示す。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

来るべき時代の生き方や価値観について論考。

従来の価値観と今これからの価値観の違いを、アリとキリギリスのアナロジーを通じてわかりやすく語られており、さすがというところ。
もう3年前の本ではあるが、本質をついている良著。
未来志向のキリギリスと過去志向のアリ、
証券会社的発想と銀行的発想ともいえる。


メモ
・善悪ではなく前提となる価値観の違い。

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2020年02月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2016年、62冊目です。

前々作「具体と抽象」に続き、納得感のある程度あった本でした。
すごく斬新な概念が示されているわけではないですが、”みんな”がうすうす分かっていることを認識していることを改めて整理し、擬人化して表現している本です。
”みんな”と表現しましたが、内容からすれば、この本が書けるのは、「キリギリス」のほうということになります。
川上から川下は見えるが、川下から川上は、見えないということ。
人間がすべて「キリギリス」となり、AIやロボットが「アリ」になるのが、究極の
世界なのか?

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2016年11月23日

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