あらすじ
賢吾の母・京香の出産を間近に控えつつ、穏やかな日々を過ごしていた佐知達だったが、シチリアンマフィアの襲撃を突如受ける。現れたビスコンティ組のボス・ジーノは、亡くなった史の母親・アリアの兄だと名乗り、史を連れ去ろうとする。立ちはだかる賢吾だが、実父ではないのに何故邪魔をするのか、と訝しがるジーノによって史に賢吾が本当の父親ではないことがバレてしまう。ショックを受ける史に思い悩む賢吾。そんな中、一度は引いたジーノが再び史と佐知を攫いにきて!?
佐倉温先生書き下ろしの甘々ショートストーリー掲載!
感情タグBEST3
甘+甘=溺愛4
シリーズ4巻目。角川はこの作品に巻数表記をお願いします。日本の893VSイタリアンマフィア(どちらもなんちゃってなので、苦手な人も大丈夫)。のちのスピンオフでは主役にもなるジーノが登場。
それによって京香と史には秘密にしていたことがばれてしまい……。いつもはスーパーポジティブ男なのに、賢吾が珍しく弱っていますね。佐知にぶっ叩かれて、いつもの調子を取り戻す賢吾。
史をイタリアへ連れて帰ろうと、あの手この手を使い、さらには強行手段に出るジーノ。賢吾と佐知と史の家族としての思いが深まる中、心境の変化か、ジーノが一人で史に会いに来ます。
ジーノの違う一面を見た佐知は、彼の史や妹に対する思いを感じとり……。東雲家の生活や、妹のメッセージを聞いて見守るスタンスで一件落着です。
Posted by ブクログ
シリーズ4作目です!
BLを読んでいるというよりも、家族愛をテーマにした小説を読んでいるようで、
佐知は佐知の知識という武器で家族を守ろうとし、
小さな身体で恐怖をこらえて必死に自分の大切なものを守ろうと
小さな身体で立ち向かう史の健気さに涙しながら読みました。
賢吾と佐知の間は揺るぎない信頼関係が出来上がっているので
少しの波風でじたばたしそうにないふたりに
安心して読む事ができるのもよかったです。
続きがまた出るなら、是非お願いしたいです。
Posted by ブクログ
シリーズ4作目ですね。まさかこんなに続くとは思ってなかったんですが、結構好きです。
今回は史の伯父さん登場なんですが、まさかのマフィア。佐知はかっこ良かったです。
ヤクザとマフィアが形無し…
史はかわいいです。佐知と賢吾のやりとりも面白いです。
二人に史が加わるとほんわかします。
良いんですよ?かわいいは最強です。
ただ今回はヤクザだけでなくマフィアも出てきたんですよ。ヤクザだけならまあ賢吾の身内だし…笑えるほのぼのヤクザでも面白いし良いかなって思えます。このシリーズの長所だと思います。
でもマフィアまで出てきて…一緒にほんわかうふふな空気出して…さすがに頭お花畑過ぎません?(登場キャラクター全員に言ってます)
マフィアってこんなに頭のネジ緩んでないでしょうし、あまりにもやり口が温すぎる…。
読むのが苦痛レベル…。
これまでの作品の空気を壊したくなかったなら、マフィアじゃなくて違う職種にすれば良かったのでは…?
あと既存の話と矛盾しないように話を作っている点があからさまで、もう少しうまく書いて欲しいです。