あらすじ
荘介と久美の人生が動きだす!
星降る特別な夜にふたりは--!?
注文されたお菓子はなんでも作る博多の“和洋”菓子店「お気に召すまま」は、サボり癖のある店主・荘介と接客兼“試食係”のアルバイト・久美のコンビで今日もほっこり営業中。
『アラビアンナイト』に出てくる“蜂蜜入りの乱れ髪菓子=クナーファ”に群馬の名物“やきまんじゅう”、鮮やかなグリーンが美しい“ライムパイ”など客の本当のオーダーに応えるために、荘介が腕をふるう。
ある日、荘介を「パパ」と呼ぶ少女とその母親が来店、久美は初めて感じるモヤモヤをもてあます(『クリスマスにはまだ早い』)。
少しずつ変わりはじめる荘介&久美の関係から目が離せない。
大人気シリーズ、ますます美味しい第四弾!
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Posted by ブクログ
万国菓子舗シリーズ4作目。
うにあられの話にボロボロ泣いてしまいました。看護師志望の男子高校生が夏休みに海の家を手伝っていた民宿のおばあちゃんにお礼がてら会いに行こうとしたら、もう亡くなってしまっていた。おばあちゃんがよく自分で作っていたうにあられを荘介に用意してもらったけど渡せず、創介と久美に見守られながら海で涙するシーンで涙。人はいつ居なくなるか分からないから、大切な人やお世話になった人には居るうちに感謝を伝えたいですね。
また、荘介の幼なじみである由岐絵にスポットが当たったお話が2つありました。
しっかり者の彼女が手作りにこだわる理由、そして孫を自分の跡取りにしようと企むお姑さんとのバトル。
自分の意見をぶつけ合いながらも、最後はお互い認め合う嫁姑関係にほっとしました。
続編も楽しみです。