【感想・ネタバレ】月の船 星の林 ~地獄の花嫁がやってきた~【電子版限定・短編追加収録】のレビュー

あらすじ

【電子版限定・短編追加収録】条件の良い結婚を目指さねばならない平安貴族の暁信。それなのに、斎院・多佳子姫の愛人だという噂が立ってしまう。一方、地獄では暁信に想いをよせている夜魅姫が窮地に陥っていた。閻魔大王が行方不明になり、その地位を狙う帝釈天が、大王の娘の夜魅姫を無理やり妻にしようと目論んだのだ。必死で逃げる夜魅姫の恋の行方は!? そして暁信の持つ、不思議な力の正体が明らかに――!! 電子版限定? 短編小説「誰かたづねむ~戦慄の地獄邸(ヘルハウス)~」追加収録(雑誌「Cobalt」2009年9月号初掲)!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最終巻です。
暁信のスーパーマンのような時間限定の超人能力の秘密も明らかとなりました。まさか本文中に一瞬出て来た不在の阿修羅王とは思いませんでしたねぇ。

それにしても、今回の悪役帝釈天って、私のイメージは葛飾柴又の寅さんなんですけど・・・。

最初に出て来た拾った四条の素性は、背中の入れ墨が出て来た途端に、あー、なるほどねってすぐに分かりました。でも、和琴をヘビメタのように弾くってどうなんでしょ。そもそもあんなエレキな音が和琴からするのかどうか・・。やりすぎな感じがします。

結局、暁信が地獄に連れて行かれることはなかったですが、暁信が天寿を全うするまでは多佳子姫の愛人で、死んだ後は阿修羅王として地獄のヤミーの婿に収まるんでしょうか。それまでは、なんか仲良くなった感じの夜叉王とかと楽しく過ごしそうですね。

まあ、これで完結。全部読めてすっきりです。

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2011年02月01日

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