【感想・ネタバレ】図解リーン・スタートアップ成長戦略のレビュー

あらすじ

リーン・スタートアップの次の段階である「成長」に向けての6つのステップを詳述した経営戦略の解説書です。
ベストセラー『リーン・スタートアップ』の著者エリック・リースがシリーズ・エディターをつとめたオライリーの「The Lean Series」第1弾『Running LEAN』の著者による続編です。
エリック・リースは本書の推薦に当たり、「関心ある企業に組み込むための実践的なアプローチ」と評しています。120点近い2色刷の図によって、理解しやすい図解の構成になっています。
本書の6ステップを、著者はGO-LEAN(Goal→Observe and Orient→Learn, Leverage, or Lift→Experiment→Analyze→Next Actions)[目標→観察と方向付け→学習・利用・強化→実験→分析→次のアクション]と名づけています。
本書では、うまく成長できないのは「局所最適化の罠」であると位置づけ、ゴールドラットの制約理論を引用しながら、全体最適化の方向へと読者を導きます。
また、本書では拡大の規模の目安となる「10倍ルール」を設定し、ステージごとの目標値を定めています。これがもう1つの新しいツールとなる「トラクションモデル」です。
これらのツールなどを使い、リーンの「継続的改善」を用いながら、「目の前のニーズに完璧に応えつつ、グローバルな拡大を実現する」ことを目指すのが、本書です。

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Posted by ブクログ

リーンキャンバスを軸にステップごとにやるべきことを説明する内容。新しいビジネスをグロースさせるために実践で参考にできそう。
リーンの考え方を知っていれば内容に新鮮味はあまりないが、ビジネスレベルで同じ内容が適用できるということを確認できた。

トラクションを指標として事業を成長させるための仕組みを説明。
トラクションとはビジネスモデルがユーザーから金銭的な価値を回収する割合。
ビジネスモデルの原型には「ダイレクト」「マルチサイド」「マーケットプレイス」がある
ダイレクト:ユーザーが顧客になる単一アクターモデル
マルチサイドビジネス:顧客が購入するデリバティブ資産を生み出すユーザーで構成
マーケットプレイス:購入者と販売者で構成され、お互いに取引を行う。

6ステップでGO-LEANを定義(Goal→Observe and Orient→Learn, Leverage, or Lift→Experiment→Analyze→Next Actions)[目標→観察と方向付け→学習・利用・強化→実験→分析→次のアクション]

うまく成長できないのは「局所最適化の罠」と位置づけ、制約理論を引用しながら全体最適化に進む必要性を伝える

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2025年04月20日

Posted by ブクログ

新規事業をどのように立ち上げるか、「リーンスタートアップ」は知っていたが、ちゃんと本で読むのは初めて。書きやすく考えやすく、比較しやすいフレームで、考えるべきポイントがまとめてある。新規事業を検討する社内プロジェクトで使用。

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2018年09月28日

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