あらすじ
「自分の思い通りにならないと、すぐに泣いたり怒ったりする」
「うちの子は、同年齢の子に比べて幼い」
「うちの子どもは、友だちづきあいがヘタ」
「友だちに嫌なことをされても、『やめて』と言えない」
そんな悩みをもつお母さん・お父さんはいませんか。
「わが子にどんな大人に育ってほしいですか?」というアンケートをとると、「他人に優しくできる“思いやりの心”」や「自分の夢や目標に向かって前向きに頑張る“たくましい心”」をもつ人になってほしい、という回答が上位を占めるそうです。
そうです。この2つがあれば、先のような悩みをもたずにすむ子どもに育つのです。
そこで、全国132カ所に317教室を展開する花まる学習会では、思いやりとたくましさ=子どもの生きる力を伸ばすことを重視したカリキュラムを展開。
本書では、花まる学習会が設立初期から重要視しているカリキュラムの1つ、野外体験学習を、10年以上中心になって運営してきた著者が、逆境に負けない、生きる力をもった子どもを育てるために有効な、家庭でできる教育法を紹介します!
──“うちの子なんて”と謙遜しない
──“勉強しなさい”と言わない
──教えるときは同じ方向を向く
──親が先回りしてなんでも決めてしまわない
など、簡単で効果絶大な「子どもが伸びる育て方のコツ」が満載。
本書を読んで、ぜひ試してみてください!
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Posted by ブクログ
花丸学習会の目玉である野外体験を取り仕切っている、箕浦さんの教育マインドが詰まっている本。
今の世の中は苦難や試練をはねることのできない人間が増えている。
実際私も友達や後輩を見ていてすぐに折れてしまう人が多いなと感じる。
特に新入社員の子に怒ったり、注意したりしてすぐにやめてしまうケースが増えているように感じる。
そんな大人にならないためにはどういう教育が必要で、どういう体験が必要なのかを細かく解説してくある。
特に印象に残ったのは父親が子供と遊ぶときにわざと負けてはいけないということ。
何回も負かして世の中はそんなに甘くないということを伝えることが大事。
様々なことを今までの花丸学習会での体験談を交えて説明をしてくれるのでとても説得力がある。
強い子供、将来苦難に立ち向かえるような子供、思いやりのある子供を育てたい親には1読の価値があると思う。