あらすじ
定年後、癌で逝った妻。
淋しい、そして何ひとつできない家事……。
人生100年時代の、男の生き方がここにある。
抱腹絶倒、もらい泣き!?
「このまま私はボケるのか?」定年後の独り暮らしを描く、笑えて泣ける珠玉のエッセイ! 古希(70歳)を迎えた元大学教授が、愛妻を癌で亡くした。悲しみを癒す間もないままひとりぼっちの生活が始まるが、料理も洗濯も掃除も、すべてが初めてで悪戦苦闘。さらに孤独にも苦しめられるが、男はめげずに生き抜く方法を懸命に探す。「格好よく、愉しく生きるのよ」妻の遺言を胸に抱いて――。
<目次>
はじめに
第一章 家事に殺される!? ~オトコ、はじめての家事~
第二章 男やもめが生きぬくための7つのルール
第三章 妻を亡くして ~オトコ心の変化~
第四章 妻がくれたもの ~大きな不幸の先に大きな幸せが待つ~
おわりに
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
大切な人を亡くした悲しみを抱えながらも前向きに新たな人生を築いていく様子に胸が熱くなりました。奥さんへの感謝の気持ちがたくさんあり、嬉しくなりました。『死はいつか誰もが辿り着く場所』だからこそ、人ごとではないと感じたし、このように前向きに生きたいと思いました。
Posted by ブクログ
妻に先立たれる夫の方が、その逆よりも生活していくのがたいへんだと 一般に言われている所以がここに。それにしても、著者の奥様は素敵な人であったんだろうなと思う。
Posted by ブクログ
妻に先立たれた著者が、その後を懸命に生きる様子が描かれている。
70歳という年齢で悲しみの中、取り組む家事や遺品整理は、なかなか辛いものがあると思う。
でも、これらはいざとなったら外注も可能。
著者が恵まれているのは、サポートしてくれる人がたくさん周りにいること。社会との繫がりが切れていないところ。
人との繫がりはすぐに出来るものではないから、今のうちから大切にしておこうと改めて思った。