【感想・ネタバレ】薬のいらない体は、酵素がつくる! 医者にかかる前に「食習慣」を変えなさいのレビュー

649円 (税込)
324円 (税込) 12月31日まで

1pt

4.0
1件

あらすじ

「酵素栄養学」の権威が教える!元気で長生きするための新常識◎酵素が、私たちの寿命を左右する◎「ゆでる」「蒸す」「焼く」……調理法で大きな差に◎「生食」「加熱食」の理想的割合は、6:4◎キャベツの酵素で、アレルギー反応が消えた!◎砂糖は、体内の酵素を大量消費させてしまう【著者のことば】病気を治すには何が必要なのでしょうか。それは薬ではなく、結局は自然治癒力によってです。自然治癒力を高めるには、体の「酵素」を増やすことが一番の方法。酵素は、新陳代謝をはじめ、人間の生命活動すべてに関わっています。酵素が増えれば、免疫力も自然治癒力もアップします。逆に、酵素が減れば、病気になりやすい体になってしまうのです。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

感情タグはまだありません

Posted by ブクログ

著者のクリニックにおける臨床実績の話を聞く機会があり、その主張に関心を抱いて読んだ。

化学的に合成されたクスリは、基本的に自然界に存在しないものであり、人体にとっては異物であって、基本的に有害なものであることには疑いがない。
人が健康であるとはどういうことか、健康を維持するために大切なことは何か、いかにクスリに頼らず病に向き合うか、という現代社会における根本問題に正面から取り組んでいる著者に、医者のはしくれとして私も敬意を表したい。
ただ、とても中核的なテーマにおいて、著者が示すテーゼ、主張の科学的根拠がしばしば曖昧なのが気になる。
ここではひとつだけ挙げておく。
著者が健康維持に重要と称揚している「酵素」は、一生分の量が決まっており、無駄遣いしないことが健康を保つ秘訣である、という。
他方で、酵素は眠っているあいだにつくられる、とも言う。
私たちのDNAは生きるために必要なタンパク質をコードしているが、そのタンパク質の半数は酵素だといわれている。つまり、生きるということは絶えず酵素を生み出しながら、無数の生化学的反応を展開することそのものなのである。
「一生分が決まっている」という言説はどのような根拠から出てくるのか、全く不明である。

とはいえ、現代医療のメインストリームと闘うその意気やよし。
私も日常臨床に取り入れさせていただこうと思う。

0
2025年11月27日

「暮らし・健康・美容」ランキング