あらすじ
私の名前はマドレーヌ。フランスの田舎町から和裁を学ぶために日本にやってきました! 日本に来て驚いたのは、夜でも町が明るく安全で、コンビニは便利で電車は時間通り、カフェの店員さんのサービスも最高! ひとつだけ残念なのは、着物を着ている人がほとんどいないことです。ある日、古民家でルームシェアをしている華ちゃんから、フィナンシェの美味しい商店街の洋菓子店に誘われたのですが……そこには、フランス生まれの私には想像もつかないドラマが待っていたのです。
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Posted by ブクログ
日本文化が大好きで和裁を勉強しに来たフランス女性が下町で家族関係の問題にちょっと首を突っ込んで解決する話
何であの人は怒ったのか?とか、どうしたら許してくれるのか?とかを考えて解決するあたりが「日常の謎」といってもよい
そして絵がオーサ・イエークストロムで内容ととてもマッチしている ま、国は違えど容姿は似ているからね
日本人だけどフランス文化を懐かしく思う人、日本ならではの「世間体」を気にする人、本心とは逆の行動を取ってしまう人
確かに日本人的な行動のイメージあるよね
果たして外国人は日本文化の担い手として不適なのか?
「別に問題ないんじゃないの?」と思う一方、「日本一の寿司職人が外国人だったら?」を考えると若干の違和感を覚える
多分これって日本人シェフがフランス料理のコンテストで優勝するのも向こうの人は似たようなものを感じてるのかもしれない
ただ、逆に外国人の方でちゃんと日本文化を勉強していたりする人はむしろそこいらの日本人詳しすぎるほど詳しかったりもする
例えばダニエル・カールなんかはほとんどの山形県人よりもちゃんと方言を話している
まぁ、だからこそ却って違和感を覚えたりするんだけどね
個人的な基準としては、日本人的な行動ができるのであればその人は日本人だと思う
なので今作のマドレーヌはまだ日本人的な行動ができていない
直球で質問したり、他の家族の問題に首を突っ込んだりね
だからといってそれが悪いわけでもなく、その方法でも、いやその方法だからこそ解決するものもあるということ
大事なのは自分の文化を持ちながら、お互いの文化を尊重することだよね
Posted by ブクログ
オーサさんのイラストが可愛くて購入してしまった。
内容もフランスから来た日本大好きマドレーヌが、
とある商店街の人々とふれあい、ちょっとした諍いを直球勝負で解決していく人情物語。
ほっこりでした。