あらすじ
新しい地平を切り開いていくのに必要なのは学ぶこと。それではどう学んで、生き方にどう結びつけたらいいだろう。明治初期から読みつがれている日本最強の教育書をもっともわかりやすくコンパクトな現代語訳と解説で伝える。
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Posted by ブクログ
賢い政府は賢い国民を作り、良い社会を作る。
そのためには一人一人が独立する気概を持つ。
それには皆が学ぶことが必要。という軸の元
学問の大切さ、それをどう生かすか、どう生きるかが
イラストを交えながら分かりやすく書かれています。
本などで学び、それを深め深化させ(考え・議論し更に学ぶ)、実際に活用する。
学ぶだけではなく、人と交流し社会的に活きる。
自分のために学ぶだけでなく、社会の為、後世に残すために学ぶ。
学問をするのは良い社会をつくるため。
13歳のうちにこうした視点を持つと持たないでは
その後の人生に大きな差が出ると思います。
大人にも気づきを得られる1冊です。
イラストもあり分かりやすい。
Posted by ブクログ
福沢諭吉の学問のすすめがわかりやすく要約・解説してある本。
国民のあるべき姿・政府のあるべき姿がとてもわかりやすく書いてあった。
要はどっちが上とか下とか作らず、偉ぶったり依存したりせず、各々が自分の仕事を全うし自律・共創を目指そうということだと理解した。
福沢諭吉は明治時代の丁度開国した時代に生きた人なので、西洋の文化や技術・軍事力に圧倒され、日本もこのままでは植民地にされる!西側の仲間入りをせねば!って必死だったんだろうな
個人的には、個人の自由を侵してくるものには卑屈になるのではなく、論理と道義を持って抗議しよう。
という内容が印象的だった。
「自分が我慢したらいいかな、、」と思いがちだが、その判断が自律から遠ざかる一つの原因なんだろうなと思った。学問にはげみ自律を目指そうと思った。